いよいよ終幕が見えてくるシリーズ第6作目です。
ハリーポッターシリーズを見ていると、1~4と5以降で構成が分かれている気がします。
1~4は基本的には1話完結のシーズ。
5からは完全にストーリーが連続しています。
第6作は後半三部作の中盤といったところでしょうか。
映画ですが、今回の新先生はスラグホーンです。彼はトム・リドルの元担任でしたが、引退していたのをダンブルドアが引きずり出します。
中盤はロンの恋愛模様が語られます。
ある女生徒から一方的に愛情を注がれますが、その一方でハーマイオニーはイライラします。
そしてロンが誤って毒酒を飲み、生死不明になったところで、ロンがハーマイオニーの名前をつぶやくことで、ハーマイオニーはロンの本当の気持ちを知ります。
この辺りは、見ていてちょっと恥ずかしい。もっとも、原作は児童文学ですからね。
ハリーはダンブルドアの指示により、スラグホーンの本当の記憶を引き出すことに成功します。
トムリドルは闇の魔法を使って、分霊箱に自らの魂を7つに分けて隠していました。
これが不死の秘密です。
ダンブルドアは分霊箱の破壊を続けてきましたが、力をすり減らしたダンブルドアはドラコが導き入れた闇の力によって追い詰められ、最後はスネイプによって殺害されます。
しかもダンブルドアが収集した分霊箱の中にメモがあり、RABなる人物によって偽物とすり替えられていたことが記されています。
ハリーたちは、ダンブルドアの意思を引き継ぎ、分霊箱を探すことを決意して映画は終わります。
さて、本作ですが連続物の中編みたいな感じで、事件は解決せずに進みます。
あえて書くとしたら、呪いをかけたのはドラコでした、というぐらいでしょうか。
前作でシリウスブラックが死に、本作でダンブルドアの死と、重要キャラの死を連続させることで、いよいよ物語のクライマックスが近づいていることを観客に知らせます。
ハリーは最大の保護者を失い自ら目標を定めたことで、ハリーの少年時代が終わり、大人になったと解釈しました。それは、共に戦うと決意したロンとハーマイオニーも同じです。
体つきだけでなく、精神的にも大人になったことを示した映画ではないかと。
批評家の評価も上々ですが、物語として完結したわけではないので、自分的には評価しにくいかも。
製作費は一気に上がって2億50百万ドルにも達しましたが、興行収入が9億34百万ドルもあるので余裕の黒字だと思います。
映画賞にも多数ノミネートされています。
いよいよラストが近づいた長編映画を楽しみたいひとのために!
2025年03月16日
2025年03月15日
【映画】ハリーポッターと不死鳥の騎士団
いよいよ物語は佳境に入っていきます。
シリーズ物の基本は、連作形式です。
ですが、ハリーポッターは原作があるだけに、1話完結でありながら、長大なストーリーとなっています。
映画は不気味なシーンから始まります。ハリーが家族の命を守るために人間界で魔法を使いますが、そのことで諮問を受けます。
本作のメインは魔法省と学校の戦いです。
魔法省はヴォルデモート卿の復活を認めたくないために、かなり強引な手法でハリーたちの口を封じようとします。
役人を学校に送り込み、魔法の実践を禁止し、あくまで平和であることを強調します。
まるで砂に頭を突っ込むことで安心するダチョウのように。
ハリーは先生役となり、同級生たちに魔法の実践練習を行います。だが、そのことがばれて、ダンブルドア校長は責任を取らされて学校から追い出されます。
ハリーは精神の一部がヴォルデモート卿と繋がっており、そのことで度々苦しめれます。
苦難をひとりで背負おうとするハリーですが、それを助けるのがロン、ハーマイオニーを中心とする仲間です。
ハリーは仲間と闘うことを覚えます。
シリウスブラックの死という代償を受けますが、ダンブルドア校長たちと協力して闘い、ヴォルデモート卿を追い返したところで映画は終わります。
ハリーポッターシリーズも佳境に入り、だんだんと物語はダークな色彩を帯びてきます。
シリーズの最初では、ハリー、ロン、ハーマイオニーは同格でした。映画が続くにつれて、ハリーの特殊能力が突出してきて、もはやロンとハーマイオニーは完全に格下になっているのが寂しいところ。
いままで見られていた丁寧な伏線を回収するラストの爽快感もなく、傷の謎や、ヴォルデモート卿との繋がりの謎など、そういった謎の存在を示唆するにとどまります。
いつもは重要な役回りをしてきたスネイプも、今回は脇役で終わります。
不思議な少女も、一緒に行動するだけで、物語を大きく動かす力にはなっていません。
そもそも仲間と一緒に戦うのがテーマなのに、最終決戦はヴォルデモート卿とダンブルドア校長との一騎打ちというのがどうかと。
批評家からは好評ですし、様々な賞にノミネートされていますが、自分としては微妙かも。
製作費は前作と同じく1億50百万ドルで、興行収入は9億42百万ドルと40百万ドルほどUPです。
ハリーポッター5作目を堪能したいひとのために!
シリーズ物の基本は、連作形式です。
ですが、ハリーポッターは原作があるだけに、1話完結でありながら、長大なストーリーとなっています。
映画は不気味なシーンから始まります。ハリーが家族の命を守るために人間界で魔法を使いますが、そのことで諮問を受けます。
本作のメインは魔法省と学校の戦いです。
魔法省はヴォルデモート卿の復活を認めたくないために、かなり強引な手法でハリーたちの口を封じようとします。
役人を学校に送り込み、魔法の実践を禁止し、あくまで平和であることを強調します。
まるで砂に頭を突っ込むことで安心するダチョウのように。
ハリーは先生役となり、同級生たちに魔法の実践練習を行います。だが、そのことがばれて、ダンブルドア校長は責任を取らされて学校から追い出されます。
ハリーは精神の一部がヴォルデモート卿と繋がっており、そのことで度々苦しめれます。
苦難をひとりで背負おうとするハリーですが、それを助けるのがロン、ハーマイオニーを中心とする仲間です。
ハリーは仲間と闘うことを覚えます。
シリウスブラックの死という代償を受けますが、ダンブルドア校長たちと協力して闘い、ヴォルデモート卿を追い返したところで映画は終わります。
ハリーポッターシリーズも佳境に入り、だんだんと物語はダークな色彩を帯びてきます。
シリーズの最初では、ハリー、ロン、ハーマイオニーは同格でした。映画が続くにつれて、ハリーの特殊能力が突出してきて、もはやロンとハーマイオニーは完全に格下になっているのが寂しいところ。
いままで見られていた丁寧な伏線を回収するラストの爽快感もなく、傷の謎や、ヴォルデモート卿との繋がりの謎など、そういった謎の存在を示唆するにとどまります。
いつもは重要な役回りをしてきたスネイプも、今回は脇役で終わります。
不思議な少女も、一緒に行動するだけで、物語を大きく動かす力にはなっていません。
そもそも仲間と一緒に戦うのがテーマなのに、最終決戦はヴォルデモート卿とダンブルドア校長との一騎打ちというのがどうかと。
批評家からは好評ですし、様々な賞にノミネートされていますが、自分としては微妙かも。
製作費は前作と同じく1億50百万ドルで、興行収入は9億42百万ドルと40百万ドルほどUPです。
ハリーポッター5作目を堪能したいひとのために!
2025年03月13日
【映画】ハリーポッターと炎のゴブレット
今回のハリーは魔法対決です。
シリーズ物あるあるですが、今回は魔法学校同士による魔法対決です。
3学校がホグワーツに集まり、それぞれ代表を選びます。
年齢制限がありハリーは対象外なのですが、なぜか、ハリーが選ばれてしまいます。
ロンは不正をしたと疑い、他のクラスメイトも非難の目でハリーをみます。
しかし、まあ、すぐに仲直りして魔法対決へと向かいます。
第1の課題(ドラゴンとの戦い)、第2の課題(湖の中の人質を救出)をクリアして、第3の課題は迷路です。
迷路を突破して仲間と一緒に優勝杯を掴んだ瞬間に、墓地に飛ばされます。
その墓地ではヴォルデモート卿の復活の儀式が行われており、その儀式にハリーの血が必要です。
つまり、ハリーはこのために、魔法対決に引きずり込まれたのです。
全てを仕組んだ黒幕とは……という感じのストーリーです。
アメリカではシリーズ初のPG-13に指定されたそうです。
生徒が死亡するところが指定された原因かもです。
いつものように、前半の様々な細かい伏線が、後半になって一気に解放される爽快感が満載の映画です。
ハリーが見る不思議な夢。
新しい先生が飲む不思議な飲料(これ、先生の態度から酒類と思わせておくのが上手い)。
ハリーが選ばれた秘密と、適切なサポートが得られた理由。
助けてくれる先生の存在。
こういった伏線と同時並行で、ダンスパーティー等の華やかな映像も楽しめます。
また児童文学らしく、思春期特有の微妙な男女の感情も盛り込んでいます。
そしてラストはヴォルデモート卿の復活。
あれこれ詰め込み、上映時間は157分。
さすがに長いかな、というのが素直な感想です。
批評家の評価は高いですが、自分の感想はアリゾナパブッリック紙の「あまりにも出来事が多すぎる」に近いかな。
少しテーマを絞った方が、統一感がでたような気がします。
課題を通じてハリーの成長を描くのなら、ロンともっと揉めさせても良かったような。
製作費1億50百万ドルで、興行収入9億ドルの大ヒットとなりました。
伝説のシリーズがいよいよ佳境にはいる第4作を楽しみたいひとのために。
シリーズ物あるあるですが、今回は魔法学校同士による魔法対決です。
3学校がホグワーツに集まり、それぞれ代表を選びます。
年齢制限がありハリーは対象外なのですが、なぜか、ハリーが選ばれてしまいます。
ロンは不正をしたと疑い、他のクラスメイトも非難の目でハリーをみます。
しかし、まあ、すぐに仲直りして魔法対決へと向かいます。
第1の課題(ドラゴンとの戦い)、第2の課題(湖の中の人質を救出)をクリアして、第3の課題は迷路です。
迷路を突破して仲間と一緒に優勝杯を掴んだ瞬間に、墓地に飛ばされます。
その墓地ではヴォルデモート卿の復活の儀式が行われており、その儀式にハリーの血が必要です。
つまり、ハリーはこのために、魔法対決に引きずり込まれたのです。
全てを仕組んだ黒幕とは……という感じのストーリーです。
アメリカではシリーズ初のPG-13に指定されたそうです。
生徒が死亡するところが指定された原因かもです。
いつものように、前半の様々な細かい伏線が、後半になって一気に解放される爽快感が満載の映画です。
ハリーが見る不思議な夢。
新しい先生が飲む不思議な飲料(これ、先生の態度から酒類と思わせておくのが上手い)。
ハリーが選ばれた秘密と、適切なサポートが得られた理由。
助けてくれる先生の存在。
こういった伏線と同時並行で、ダンスパーティー等の華やかな映像も楽しめます。
また児童文学らしく、思春期特有の微妙な男女の感情も盛り込んでいます。
そしてラストはヴォルデモート卿の復活。
あれこれ詰め込み、上映時間は157分。
さすがに長いかな、というのが素直な感想です。
批評家の評価は高いですが、自分の感想はアリゾナパブッリック紙の「あまりにも出来事が多すぎる」に近いかな。
少しテーマを絞った方が、統一感がでたような気がします。
課題を通じてハリーの成長を描くのなら、ロンともっと揉めさせても良かったような。
製作費1億50百万ドルで、興行収入9億ドルの大ヒットとなりました。
伝説のシリーズがいよいよ佳境にはいる第4作を楽しみたいひとのために。
2025年03月11日
【映画】ハリーポッターとアズカバンの囚人
ハリーポッター第3作目になります。
第1作の公開が2001年11月、第3作が2004年5月です。
この時期の子供の成長は早いので、2年半でもぐっと大人に近づいています。
さて映画ですが、前作のように新しい先生、ルーピンが登場です。
彼は前作のようなギャグ担当ではなく、がっちりストーリーに絡んできます。
さて映画ですが、殺人犯ルシウスブラックが脱獄したニュースが飛び交います。
彼は実はハリーの名付け親(ゴッドファーザー)で、両親の親友。彼が両親を裏切り、殺害しています。
彼はヴォルデモート卿の復活にハリーが邪魔だと考えており、ハリーの命を狙っています。
魔法学校は生徒を守るため、魂を吸う死神、ディメンターを徘徊させます。
ということで、いろいろあって、実はシリウスブラックとルーピンが親友で、両親を裏切ったのはロンのペット(が変身する前の姿)ということが判明します。
途中でスネイプ先生が乱入したりして、このあたり、正邪が激しく入れ替わります。
さすがに展開が急すぎて、一瞬混乱してしまいました。
ネズミが両親をどう裏切ったのかは描写されていませんが、話のテンポと時間の関係でかなり割愛したようです。
設定が複雑な原作では、あるあるですね。どう削るのかが、監督としての腕の見せ所です。
本作はラストでタイムリープが導入され、SF要素も入っています。
ただこのあたりのシーン、最初から計算されて、冒頭から様々な伏線が入れられています。
ルーピン先生の正体についても、うまく伏線が張られています。
このあたりの技術は、さすがは世界的ベストセラーという感じです。
製作費1億30百万ドルに対して興行収入は前作よりやや下がって7億98百万ドルです。
ですが、批評家の評価は前作より高いです。
アカデミー賞2部門ノミネートを始めとして、様々な映画賞にノミネート+受賞をしています。
映画史に名を残すシリーズ第3作を楽しみたいひとのために!
第1作の公開が2001年11月、第3作が2004年5月です。
この時期の子供の成長は早いので、2年半でもぐっと大人に近づいています。
さて映画ですが、前作のように新しい先生、ルーピンが登場です。
彼は前作のようなギャグ担当ではなく、がっちりストーリーに絡んできます。
さて映画ですが、殺人犯ルシウスブラックが脱獄したニュースが飛び交います。
彼は実はハリーの名付け親(ゴッドファーザー)で、両親の親友。彼が両親を裏切り、殺害しています。
彼はヴォルデモート卿の復活にハリーが邪魔だと考えており、ハリーの命を狙っています。
魔法学校は生徒を守るため、魂を吸う死神、ディメンターを徘徊させます。
ということで、いろいろあって、実はシリウスブラックとルーピンが親友で、両親を裏切ったのはロンのペット(が変身する前の姿)ということが判明します。
途中でスネイプ先生が乱入したりして、このあたり、正邪が激しく入れ替わります。
さすがに展開が急すぎて、一瞬混乱してしまいました。
ネズミが両親をどう裏切ったのかは描写されていませんが、話のテンポと時間の関係でかなり割愛したようです。
設定が複雑な原作では、あるあるですね。どう削るのかが、監督としての腕の見せ所です。
本作はラストでタイムリープが導入され、SF要素も入っています。
ただこのあたりのシーン、最初から計算されて、冒頭から様々な伏線が入れられています。
ルーピン先生の正体についても、うまく伏線が張られています。
このあたりの技術は、さすがは世界的ベストセラーという感じです。
製作費1億30百万ドルに対して興行収入は前作よりやや下がって7億98百万ドルです。
ですが、批評家の評価は前作より高いです。
アカデミー賞2部門ノミネートを始めとして、様々な映画賞にノミネート+受賞をしています。
映画史に名を残すシリーズ第3作を楽しみたいひとのために!
2025年03月09日
【映画】ハリーポッターと秘密の部屋
ハリーポッター第2作です。
映画は夏休みに帰省したハリーの様子から始まります。
あいからわず虐められていますが、本作からみたひとのための状況説明も含んでいるのかもしれません。
そこにドビーとなのるホビットのような妖怪が現れ、ハリーに魔法学校に戻らないよう警告するのと同時に、様々な妨害をします。
ロンがやってきて、いろいろあって、学校までたどり着きます。
ここまでが冒頭で、ここから本編に入ります。
前作と同じく魔法学校の日々を描写しつつ、物語のメインである秘密の小部屋へ観客をいざないます。
秘密の部屋は、ようするに、過去の魔法使いスリザリンが、自らの後継者がでてきたときのための悪を潜ませている小部屋です。
その部屋がどこにあるのかだれも知りません。
魔法学校で奇怪な事件が続くにつれ、ロンの妹も、ハーマイオニーも犠牲になります。
緊急事態を受けて、過去に「秘密の部屋」を開けた疑惑のあるハグリッドが連行されてしまいます。
しかし、ハリーとロンは「秘密の部屋」の場所を突き止め、全ての黒幕がヴォルデモート卿であることを知ります。
そして、彼の学生時代の名前がトム・リドルで、スリザリンの後継者です。
ハリーはヴォルデモートが操るバジリスクを倒し、事件を解決します。
というのがざっくりストーリーです。
161分という長い映画ですが、十分に楽しめました。
今回はドビーのあほさ加減と言い、実力のもないのに人気だけで先生になったキャラの定番ギャグといい、分かっていても笑ってしまいます。
賢者の石と同じように、前半ででてきた魔法学校の日常が、後半で伏線となって効いてくる構成も光っています。
謎の出し方もほど良くて、最期のどんでん返しもあり、全体的に非常にバランスの良い映画だと思います。
ハリーが剣で戦うのは、個人的にはどうかなと思う部分もありますが、この辺りは西洋的な感覚なのかもしれません。
アーサー王とか英雄と聖剣はセットみたいな部分がありますので。
批評家の評価として前作を上回っていますが、興行成績としては少し落ちて8億80百万ドルです。
製作費は前作より少し減って1億ドルなので、割合からすれば前作と同様のヒット作です。
そもそも8億ドルを超えることがすごいです。
映画史に名をのこす映画の第2作を楽しみたいひとのために!
映画は夏休みに帰省したハリーの様子から始まります。
あいからわず虐められていますが、本作からみたひとのための状況説明も含んでいるのかもしれません。
そこにドビーとなのるホビットのような妖怪が現れ、ハリーに魔法学校に戻らないよう警告するのと同時に、様々な妨害をします。
ロンがやってきて、いろいろあって、学校までたどり着きます。
ここまでが冒頭で、ここから本編に入ります。
前作と同じく魔法学校の日々を描写しつつ、物語のメインである秘密の小部屋へ観客をいざないます。
秘密の部屋は、ようするに、過去の魔法使いスリザリンが、自らの後継者がでてきたときのための悪を潜ませている小部屋です。
その部屋がどこにあるのかだれも知りません。
魔法学校で奇怪な事件が続くにつれ、ロンの妹も、ハーマイオニーも犠牲になります。
緊急事態を受けて、過去に「秘密の部屋」を開けた疑惑のあるハグリッドが連行されてしまいます。
しかし、ハリーとロンは「秘密の部屋」の場所を突き止め、全ての黒幕がヴォルデモート卿であることを知ります。
そして、彼の学生時代の名前がトム・リドルで、スリザリンの後継者です。
ハリーはヴォルデモートが操るバジリスクを倒し、事件を解決します。
というのがざっくりストーリーです。
161分という長い映画ですが、十分に楽しめました。
今回はドビーのあほさ加減と言い、実力のもないのに人気だけで先生になったキャラの定番ギャグといい、分かっていても笑ってしまいます。
賢者の石と同じように、前半ででてきた魔法学校の日常が、後半で伏線となって効いてくる構成も光っています。
謎の出し方もほど良くて、最期のどんでん返しもあり、全体的に非常にバランスの良い映画だと思います。
ハリーが剣で戦うのは、個人的にはどうかなと思う部分もありますが、この辺りは西洋的な感覚なのかもしれません。
アーサー王とか英雄と聖剣はセットみたいな部分がありますので。
批評家の評価として前作を上回っていますが、興行成績としては少し落ちて8億80百万ドルです。
製作費は前作より少し減って1億ドルなので、割合からすれば前作と同様のヒット作です。
そもそも8億ドルを超えることがすごいです。
映画史に名をのこす映画の第2作を楽しみたいひとのために!
2025年03月08日
【映画】ハリーポッターと賢者の石
原作・映画とも世界的大ヒットになったハリーポッター記念すべき第1作です。
ハリーは両親を事故で失い、叔母の家に預けられていました。
部屋は物置で、家政婦役をさせられています。
そのハリーの元に魔法学校からの手紙が届きますが、父親は焼き捨てて妨害します。
しかし、ひげの巨人はグリッドが迎えにきて、ハリーは魔法学校に入学します。
そこでハリーは、ロンとハーマイオニーという友人を得ます。
ハリーは有名人で、周りから特別扱いされます。
魔法の素質は抜群で、試合の選手に選ばれて活躍もします。正義感に強い描写も挟まれます。
そうした魔法学校の日々を描写しつつ、謎もしっかり提示されます。
キーは賢者の石です。悪い魔法使いのヴォルデモートが復活をもくろんでいますが、それには賢者の石が必要です。
賢者の石は魔法学校に奥深く厳重に守られていますが、それが危ないことをハリーたちは察します。
スネイプ先生が怪しいと察しをつけますが、ハリーたちが数々の困難を乗り越えて魔法学校の奥に行くとそこで待っていたのは……という映画です。
非常にバランスの良い映画だと思います。
ファンタジー映画なので魔法の表現も大事ですが、前半は魔法表現をメインにして後半は謎解きに主眼を置いています。後半では魔法学校の奥に侵入するという冒険要素もあります。もちろん冒頭の普通の少年から、魔法学校に入学するのは少年少女がだれもが憧れる変身願望です。さらに友情と冒険を通じた成長と、児童文学のありとあらゆる要素が盛り込まれています。
また、ただ要素を盛り込んだだけでなく、前半で様々な魔法の練習シーンがありますが、それらが後半の謎解きシーンに活かされるなど全体の構成もしっかり考えられています。
ロンとハーマイオニーは物語を通じて登場する重要キャラですが、児童文学らしくそれぞれ明確な役割分担がされています。
ハリーは正義感溢れ、幼いころに両親に死に別れたことで影を持つ少年。
ロンはお調子者で、魔法の素質は劣るユーモア担当の少年。
ハーマイオニーは努力家でまじめな少女。頭が良くて機転が利く。
本作は製作費1億25百万ドルを費やしましたが、興行収入10億22百万ドルと歴史にのこるレベルの大ヒットとなりました。
受賞こそ少ないですが、アカデミー賞4部門ノミネートなど、ノミネート多数です。
歴史に残るファンタジー映画を楽しみたいひとのために!
ハリーは両親を事故で失い、叔母の家に預けられていました。
部屋は物置で、家政婦役をさせられています。
そのハリーの元に魔法学校からの手紙が届きますが、父親は焼き捨てて妨害します。
しかし、ひげの巨人はグリッドが迎えにきて、ハリーは魔法学校に入学します。
そこでハリーは、ロンとハーマイオニーという友人を得ます。
ハリーは有名人で、周りから特別扱いされます。
魔法の素質は抜群で、試合の選手に選ばれて活躍もします。正義感に強い描写も挟まれます。
そうした魔法学校の日々を描写しつつ、謎もしっかり提示されます。
キーは賢者の石です。悪い魔法使いのヴォルデモートが復活をもくろんでいますが、それには賢者の石が必要です。
賢者の石は魔法学校に奥深く厳重に守られていますが、それが危ないことをハリーたちは察します。
スネイプ先生が怪しいと察しをつけますが、ハリーたちが数々の困難を乗り越えて魔法学校の奥に行くとそこで待っていたのは……という映画です。
非常にバランスの良い映画だと思います。
ファンタジー映画なので魔法の表現も大事ですが、前半は魔法表現をメインにして後半は謎解きに主眼を置いています。後半では魔法学校の奥に侵入するという冒険要素もあります。もちろん冒頭の普通の少年から、魔法学校に入学するのは少年少女がだれもが憧れる変身願望です。さらに友情と冒険を通じた成長と、児童文学のありとあらゆる要素が盛り込まれています。
また、ただ要素を盛り込んだだけでなく、前半で様々な魔法の練習シーンがありますが、それらが後半の謎解きシーンに活かされるなど全体の構成もしっかり考えられています。
ロンとハーマイオニーは物語を通じて登場する重要キャラですが、児童文学らしくそれぞれ明確な役割分担がされています。
ハリーは正義感溢れ、幼いころに両親に死に別れたことで影を持つ少年。
ロンはお調子者で、魔法の素質は劣るユーモア担当の少年。
ハーマイオニーは努力家でまじめな少女。頭が良くて機転が利く。
本作は製作費1億25百万ドルを費やしましたが、興行収入10億22百万ドルと歴史にのこるレベルの大ヒットとなりました。
受賞こそ少ないですが、アカデミー賞4部門ノミネートなど、ノミネート多数です。
歴史に残るファンタジー映画を楽しみたいひとのために!
2025年03月06日
【映画】ワイルドスピード10 / ファイヤーブースト
ハリウッドらしいど派手な演出連発のアクション大作です。
![ワイルド・スピード/ファイヤーブースト ブルーレイ+DVD [Blu-ray] ワイルド・スピード/ファイヤーブースト ブルーレイ+DVD [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51roRzreAFL._SL160_.jpg)
今回の主敵は麻薬王の息子、ダンテです。
彼の父親は『ワイルドスピード4/メガマックス』でドミニクたちに金庫を奪われたあげくに殺されています。
その復讐のために、猟奇的な攻撃を繰り返します。
もう10年以上前の映画なので、経緯が分かるように、過去映像が次々と流れてきます。ファンにとっては、ポール・ウォーカー演じるブライアン・オコナーが出てくるだけで嬉しいところ。
この映画ですが、見ただけで製作費を費やしているのが分かります。
高級スポーツカーが大量に登場し、しかもカーアクションでは無駄と思えるほどたくさんの車が追いかけてきますし、次々と爆破されていきます。
ロケ地も、アメリカ、リオデジャネイロ、ローマ、ナポリ、ロンドンとどんどん飛んでいきます。
ストーリーとしては、ダンテによる復讐がありますが、いままで協力してきた秘密工作組織の方針変更があり、組織からもドミニクたちが追われることになります。
秘密工作組織から依頼されたチップ奪取作戦は、実はダンテたちによる罠で、中身は中性子爆弾(!)。
この爆弾をローマの中心で爆発させないように、カーチェイスの末に車による体当たりでテムズ川に落とすのが冒頭になります。
っていうか、中性子爆弾は放射能が強いので(人を殺すのが目的の兵器)、爆風を避けただけでは意味がないのですが。
そもそも、麻薬組織がどうやったら中性子爆弾を確保できるのかが謎です。
その後も組織は息子と姉を襲ったりしますが、ここで叔父がでてきて、二人を救出します。
叔父は前作で登場したドミニクの兄で、敵対していましたが和解しています。
ちなみに血まみれのサイファーも登場します。
過去の登場人物が次々と出てきますが、これ、シリーズを見続けているひとでなければ厳しいかもしれません。
ストーリー的には、基本的には次から次へと襲ってくる危機に、ドミニクたちがギリギリのところで脱出するシーンが続く感じです。
CGも多用され、迫力満点の映像に仕上がっています。
ラストはダムで挟み撃ちに合いますが、車でダムに向かってジャンプして脱出します。
このシーンは007シリーズのオマージュでしょうか。
しかし、ダンテの攻撃は執拗で、ダムに仕掛けられた爆弾が不気味に鳴ります。
一方、サイファーと妻は南極の秘密収容所に収監されていますが、そこから脱出し(いやあ……受刑者の手が届くところに操作パネルがあるのは、さすがに無理がある)、いきなり潜水艦から浮上してきます。
ハッチから女性がでてきますが、自分はだれだか分かりませんでした。
彼女はジゼル・ヤシャで、『ワイルドスピード6/ユーロミッション』で死亡したと思われたキャラでした。
ちょっと覚えられない(汗)
製作費として3億40百万ドルを費やしましたが、興行収入7億05百万ドルを稼ぎ出したので投資の価値はあったというところでしょうか。
ワイルドスピードファンのために!
![ワイルド・スピード/ファイヤーブースト ブルーレイ+DVD [Blu-ray] ワイルド・スピード/ファイヤーブースト ブルーレイ+DVD [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51roRzreAFL._SL160_.jpg)
ワイルド・スピード/ファイヤーブースト ブルーレイ+DVD [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- 発売日: 2023/08/23
- メディア: Blu-ray
今回の主敵は麻薬王の息子、ダンテです。
彼の父親は『ワイルドスピード4/メガマックス』でドミニクたちに金庫を奪われたあげくに殺されています。
その復讐のために、猟奇的な攻撃を繰り返します。
もう10年以上前の映画なので、経緯が分かるように、過去映像が次々と流れてきます。ファンにとっては、ポール・ウォーカー演じるブライアン・オコナーが出てくるだけで嬉しいところ。
この映画ですが、見ただけで製作費を費やしているのが分かります。
高級スポーツカーが大量に登場し、しかもカーアクションでは無駄と思えるほどたくさんの車が追いかけてきますし、次々と爆破されていきます。
ロケ地も、アメリカ、リオデジャネイロ、ローマ、ナポリ、ロンドンとどんどん飛んでいきます。
ストーリーとしては、ダンテによる復讐がありますが、いままで協力してきた秘密工作組織の方針変更があり、組織からもドミニクたちが追われることになります。
秘密工作組織から依頼されたチップ奪取作戦は、実はダンテたちによる罠で、中身は中性子爆弾(!)。
この爆弾をローマの中心で爆発させないように、カーチェイスの末に車による体当たりでテムズ川に落とすのが冒頭になります。
っていうか、中性子爆弾は放射能が強いので(人を殺すのが目的の兵器)、爆風を避けただけでは意味がないのですが。
そもそも、麻薬組織がどうやったら中性子爆弾を確保できるのかが謎です。
その後も組織は息子と姉を襲ったりしますが、ここで叔父がでてきて、二人を救出します。
叔父は前作で登場したドミニクの兄で、敵対していましたが和解しています。
ちなみに血まみれのサイファーも登場します。
過去の登場人物が次々と出てきますが、これ、シリーズを見続けているひとでなければ厳しいかもしれません。
ストーリー的には、基本的には次から次へと襲ってくる危機に、ドミニクたちがギリギリのところで脱出するシーンが続く感じです。
CGも多用され、迫力満点の映像に仕上がっています。
ラストはダムで挟み撃ちに合いますが、車でダムに向かってジャンプして脱出します。
このシーンは007シリーズのオマージュでしょうか。
しかし、ダンテの攻撃は執拗で、ダムに仕掛けられた爆弾が不気味に鳴ります。
一方、サイファーと妻は南極の秘密収容所に収監されていますが、そこから脱出し(いやあ……受刑者の手が届くところに操作パネルがあるのは、さすがに無理がある)、いきなり潜水艦から浮上してきます。
ハッチから女性がでてきますが、自分はだれだか分かりませんでした。
彼女はジゼル・ヤシャで、『ワイルドスピード6/ユーロミッション』で死亡したと思われたキャラでした。
ちょっと覚えられない(汗)
製作費として3億40百万ドルを費やしましたが、興行収入7億05百万ドルを稼ぎ出したので投資の価値はあったというところでしょうか。
ワイルドスピードファンのために!
2025年03月04日
【映画】スピード2
大ヒット映画の続編ですが、前作の良さの影も形もありません。
前作は「バスの時速が50マイル以下になると爆発する」という設定で大ヒットしました。
しかし、本作は普通のアクション映画になっています。
主人公を演じるのは、前作でヒロイン役だったサンドラ・ブロックです。
キアヌ・リーブスは降板したため、新しい恋人としてジェイソンパトリック演じるアレックスが登場します。
さて映画ですが、冒頭で少しアクションがあります。
そこから本題ですが、本作は豪華クルーズ船での戦いです。
ウィレム・デフォー演じるシステムエンジニア、ガイガーが解雇されたことを恨みに持ち、自ら設計したシステムを悪用して船を乗っ取り、宝石を奪うとともに船を操縦不能にします。
それでいろいろと戦いが続くという映画です。
アクション映画として微妙なのは、ウィレム・デフォーが暴れ始めるまで30分ほどかかるところです。
それまで「告白できそうでできない高校生の恋愛」のような小芝居が続きます。
意味ありげに手話が使える少女との交流もありますが、彼女の存在が事件解決のカギになるわけでもありません。
アクションも目新しいシーンがあるわけでもなく、サンドラ・ブロックを活躍させるために無理をさせている部分も目に付きます。また、夜の話だったのに、気が付いたら真昼間になっているのもマイナスポイントです。
まあ、夜中に船同士を接近させる撮影が難しいというのと、暗闇では映像的に何がなんだか分からないという理由なのだとは思いますが。
本作はラジー賞最低連続賞を受賞していますが、それもやむを得ないかなと。
製作費1億60百万ドルと前作の5倍以上の大金を費やしましたが、興行収入は半分以下の1億65百万ドルの爆死です。
スピード1と2を見比べたいひとのために!
前作は「バスの時速が50マイル以下になると爆発する」という設定で大ヒットしました。
しかし、本作は普通のアクション映画になっています。
主人公を演じるのは、前作でヒロイン役だったサンドラ・ブロックです。
キアヌ・リーブスは降板したため、新しい恋人としてジェイソンパトリック演じるアレックスが登場します。
さて映画ですが、冒頭で少しアクションがあります。
そこから本題ですが、本作は豪華クルーズ船での戦いです。
ウィレム・デフォー演じるシステムエンジニア、ガイガーが解雇されたことを恨みに持ち、自ら設計したシステムを悪用して船を乗っ取り、宝石を奪うとともに船を操縦不能にします。
それでいろいろと戦いが続くという映画です。
アクション映画として微妙なのは、ウィレム・デフォーが暴れ始めるまで30分ほどかかるところです。
それまで「告白できそうでできない高校生の恋愛」のような小芝居が続きます。
意味ありげに手話が使える少女との交流もありますが、彼女の存在が事件解決のカギになるわけでもありません。
アクションも目新しいシーンがあるわけでもなく、サンドラ・ブロックを活躍させるために無理をさせている部分も目に付きます。また、夜の話だったのに、気が付いたら真昼間になっているのもマイナスポイントです。
まあ、夜中に船同士を接近させる撮影が難しいというのと、暗闇では映像的に何がなんだか分からないという理由なのだとは思いますが。
本作はラジー賞最低連続賞を受賞していますが、それもやむを得ないかなと。
製作費1億60百万ドルと前作の5倍以上の大金を費やしましたが、興行収入は半分以下の1億65百万ドルの爆死です。
スピード1と2を見比べたいひとのために!
2025年03月02日
【映画】スピード
世界的大ヒットとなったキアヌ・リーブスの出世作です。
基本的にはワンアイデアのアクションです。
主人公はロス市警の刑事、ジャックです。演じるのはキアヌ・リーブスで、当時30歳です。
冒頭でビルのエレベーターに爆弾が仕掛けられ閉じ込めれた人質と交換に身代金を要求されます。
それをジャックと相棒が解決しますが、この件で爆弾魔はジャックに恨みを持ちます。
そして第2の事件、映画のメインテーマであるバスへの爆弾設置へと繋がります。
この爆弾ですが、50マイル以下になると爆発します。
そのため、ジャックはバスに乗り移り、免停中の女性(演じるのはサンドラ・ブロック)と一緒にひたすらバスを走らせます。
車を押しのけ、標識をなぎ倒し、人を轢きそうになりながらも爆走します。
建設中のハイウェイに誘導されますが、工事の遅延で15mほど途切れています。
で、バスは思い切ってジャンプ(さすがに無理がありましたが)。
緊急用滑走路で周回するうちに、次々と対策を立てます。
まず走っているバスの下に潜り込み、爆弾の解体を目指します。これは爆弾魔が一枚上手で解体できません。
次に犯人の目星がついたので自宅を急襲しますが、これこそ犯人の罠で相棒が爆弾で死亡します。
いよいよ追い込まれるジャックですが、バス内部の映像が中継されていることに気が付き、録画映像に切り替えることで乗客を脱出させることに成功します。
アクション満載の上に、3の法則できっちり見せます。
以降も戦い第2弾が続きますが、内容は割愛。犯人は死亡し、暴走した地下鉄がクジラのように地上に飛び出たところで映画は終わります。
ワンアイデアでひっぱるアクションはいろいろありますが、その中でも、派手なうえにスリル満点で楽しめる映画です。
車は何台も破損するし、飛行機も大爆発。ラストは地下鉄の車両まで壊します。
ときおりミニチュアを使用(たぶん)しているとはいえ、ここまで派手にやって、製作費30百万ドルは格安だと思います。
これで興行収入3億50百万ドルなので、大成功作です。
wikiによると、当初の脚本は爆弾魔ハワード・ペインとは別に事件の真犯人が存在するという設定だったそうです。
小説ならそれでよいかもしれませんが、映画はいまのバージョンで成功だったと思います。
分かりやすいアクション映画にすることで、キアヌリーブスの魅力がより引き出せたと思うので。
世界的大ヒットとなったワンアイデアのアクションを楽しみたいひとのために!
基本的にはワンアイデアのアクションです。
主人公はロス市警の刑事、ジャックです。演じるのはキアヌ・リーブスで、当時30歳です。
冒頭でビルのエレベーターに爆弾が仕掛けられ閉じ込めれた人質と交換に身代金を要求されます。
それをジャックと相棒が解決しますが、この件で爆弾魔はジャックに恨みを持ちます。
そして第2の事件、映画のメインテーマであるバスへの爆弾設置へと繋がります。
この爆弾ですが、50マイル以下になると爆発します。
そのため、ジャックはバスに乗り移り、免停中の女性(演じるのはサンドラ・ブロック)と一緒にひたすらバスを走らせます。
車を押しのけ、標識をなぎ倒し、人を轢きそうになりながらも爆走します。
建設中のハイウェイに誘導されますが、工事の遅延で15mほど途切れています。
で、バスは思い切ってジャンプ(さすがに無理がありましたが)。
緊急用滑走路で周回するうちに、次々と対策を立てます。
まず走っているバスの下に潜り込み、爆弾の解体を目指します。これは爆弾魔が一枚上手で解体できません。
次に犯人の目星がついたので自宅を急襲しますが、これこそ犯人の罠で相棒が爆弾で死亡します。
いよいよ追い込まれるジャックですが、バス内部の映像が中継されていることに気が付き、録画映像に切り替えることで乗客を脱出させることに成功します。
アクション満載の上に、3の法則できっちり見せます。
以降も戦い第2弾が続きますが、内容は割愛。犯人は死亡し、暴走した地下鉄がクジラのように地上に飛び出たところで映画は終わります。
ワンアイデアでひっぱるアクションはいろいろありますが、その中でも、派手なうえにスリル満点で楽しめる映画です。
車は何台も破損するし、飛行機も大爆発。ラストは地下鉄の車両まで壊します。
ときおりミニチュアを使用(たぶん)しているとはいえ、ここまで派手にやって、製作費30百万ドルは格安だと思います。
これで興行収入3億50百万ドルなので、大成功作です。
wikiによると、当初の脚本は爆弾魔ハワード・ペインとは別に事件の真犯人が存在するという設定だったそうです。
小説ならそれでよいかもしれませんが、映画はいまのバージョンで成功だったと思います。
分かりやすいアクション映画にすることで、キアヌリーブスの魅力がより引き出せたと思うので。
世界的大ヒットとなったワンアイデアのアクションを楽しみたいひとのために!
2025年03月01日
【映画】ナイト&デイ
トムクルーズ、キャメロン・ディアスの協力タッグです。
![ナイト&デイ(エキサイティング・バージョン) [Blu-ray] ナイト&デイ(エキサイティング・バージョン) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51smV-VU37L._SL160_.jpg)
基本的にはスパイアクション物です。
キャメロン・ディアス演じる平凡な女性ジェーンは、空港でトムクルーズ演じるロイと何回かぶつかります。
そのご一緒の飛行機に乗るのですが、なぞの軍団に襲われ、わけもわからないうちにジェット機は不時着して謎の軍団から逃亡することになります。
ロイの正体は敏腕スパイで、世界初の永久に電力を供給する電池とその開発者を守るために活動していました。
その一方で、FBIを名乗る組織がジェーンを拘束して、ロイの危険性を吹き込みます。
どちらが正しいのか、という感じで映画は進んでいきます。
ジェーンですが、ときおり薬で失神させられます。
そうこうしているうちに、危機を脱出してから目覚めることが何度か。
なるほど、こういう手法もあるのですね。観客としては、どう危機を脱出するのかが知りたいので、欲求不満はあるとは思いますが。
2010年なのでトム・クルーズは48歳です。ですが、屋根の上を駆け回り、見事なカーアクションを見せてくれます。
さすがはトム・クルーズといったところでしょうか。
この手の映画の見せ所は、だれが味方で誰が敵なのかずっとモヤモヤさせるところです。その上で、最後にすっきりさせることです。
途中で主人公が敵側だと思わせるシーンがあるのですが、主人公がそのように誤解させる行動をとった理由というのが……うーん、苦しいなあ。
このあたりの脚本は、ミッションインポッシブルシリーズの方が上かと思います。
アクションも楽しめますし、それなりにまとまっている映画かと思います。
製作費1億17百万ドル(思ったより高い)で興行収入2億62百万ドルはトントンでしょうか。
トムクルーズとキャメロン・ディアスのファンのために!
![ナイト&デイ(エキサイティング・バージョン) [Blu-ray] ナイト&デイ(エキサイティング・バージョン) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51smV-VU37L._SL160_.jpg)
ナイト&デイ(エキサイティング・バージョン) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (FOXDP)
- 発売日: 2012/07/18
- メディア: Blu-ray
基本的にはスパイアクション物です。
キャメロン・ディアス演じる平凡な女性ジェーンは、空港でトムクルーズ演じるロイと何回かぶつかります。
そのご一緒の飛行機に乗るのですが、なぞの軍団に襲われ、わけもわからないうちにジェット機は不時着して謎の軍団から逃亡することになります。
ロイの正体は敏腕スパイで、世界初の永久に電力を供給する電池とその開発者を守るために活動していました。
その一方で、FBIを名乗る組織がジェーンを拘束して、ロイの危険性を吹き込みます。
どちらが正しいのか、という感じで映画は進んでいきます。
ジェーンですが、ときおり薬で失神させられます。
そうこうしているうちに、危機を脱出してから目覚めることが何度か。
なるほど、こういう手法もあるのですね。観客としては、どう危機を脱出するのかが知りたいので、欲求不満はあるとは思いますが。
2010年なのでトム・クルーズは48歳です。ですが、屋根の上を駆け回り、見事なカーアクションを見せてくれます。
さすがはトム・クルーズといったところでしょうか。
この手の映画の見せ所は、だれが味方で誰が敵なのかずっとモヤモヤさせるところです。その上で、最後にすっきりさせることです。
途中で主人公が敵側だと思わせるシーンがあるのですが、主人公がそのように誤解させる行動をとった理由というのが……うーん、苦しいなあ。
このあたりの脚本は、ミッションインポッシブルシリーズの方が上かと思います。
アクションも楽しめますし、それなりにまとまっている映画かと思います。
製作費1億17百万ドル(思ったより高い)で興行収入2億62百万ドルはトントンでしょうか。
トムクルーズとキャメロン・ディアスのファンのために!