西山女流二冠の2勝で迎えた第3局です。
〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/
棋士のマイルストーンとして、百番指しがあります。
これは両対局者が長く第一線で活躍し、かつタイトル戦で複数戦わないと達成できない困難な記録です。
中原誠と米長邦雄、羽生善治と佐藤康光、羽生善治と森内俊之など、限られた記録です。
大山康晴十五世名人が、5人と達成しているのが凄すぎます。
女流棋界だと清水市代と中井広恵のみでしたが、ここに福間香奈と西山朋佳が加わっています。
まだ三十代前半なのに達成してしまうところに、この2人の実力が飛びぬけていることが伺われます。
お互いに勝ち負けをくり返しながら、女流王座戦が終わった時点で
福間香奈 57勝 - 48勝 西山朋佳
とやや福間女流名人がリードしています。
さあ西山女流二冠は、この対戦成績の差を縮めることができるでしょうか!
〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/52/joryumeijin202602080101.html
ということで、将棋です。
西山女流二冠の三間飛車からの向い飛車に対して、福間女流名人は居飛車を採用して対抗形となります。
福間女流名人の居飛車は穴熊にはせず、5筋の位を張る形が多いです。
本局もそのような形となり、福間女流名人の右桂が先に捌けているので模様はいいです。
西山女流二冠も頑強に受けます。
勝負の分水嶺は61手目だったと思います。銀を一旦引いて小休止を取るか、銀取りを無視して後手の角頭を責めるかですが、福間女流名人の選択は小休止。
しかしAIでは強く角頭を責めるのが正解だったようで、評価値は優勢から互角に戻り、飛車が狭くなったことで局面的には勝ちにくい展開になったのかなと思います。
西山女流二冠の猛攻が始まり、後手の駒が急所に刺さっているので正確に受けきるのは困難だったと思います。
そのまま西山女流二冠が押し切り、3連勝で初の女流名人位奪取となりました。
福間女流五冠は85回目の女流タイトル戦で、初のストレート敗退となりました。
西山女流名人おめでとうございます!
2026年02月08日
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