2025年07月30日

【将棋】第64期王位戦第3局(藤井聡太王位VS永瀬拓矢九段)

藤井王位の2勝で迎えた第3局です。

〔王位戦中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/oui/

藤井王位も永瀬九段も得意戦法は角換わりです。
コンピューター将棋の世界でも角換わりが大流行ですが、これは後手番からしたら止む得ない事情という面が強いそうです。
横歩取り、雁木、矢倉は駒組の段階で後手番にマイナス200以上の差がついてしまい、これはコンピューター将棋においては逆転困難な差だそうです。
その結果、まだマシな角換わりを選択せざるをえない。
ただそれでも先手番が強く、コンピューター将棋選手権では先手番が思考時間0秒で勝利したことも話題となりました。
これは初手から最後まで定跡通りという意味です。
将棋の結論がでるとしたら、角換わりで先手必勝となるのかもしれません。
ただ人間界において、結論が出るとはとうてい思えませんが。

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/66/oui202507290101.html

ということで、将棋です。
先手は永瀬九段。後手番藤井王位ですが、いつもは王道の8四歩を指すのですが、本局では3四歩~4四歩と角道を止めて新型雁木に進みます。
対する永瀬九段はがっちり矢倉をくみ上げます。
お互いに陣形を整備したところで、永瀬九段は意表の8八銀と、矢倉のシンボルである7七銀をバックさせます。
もちろん後手藤井王位は攻めかかります。
評価値は五分でも、後手番で先攻できているので悪い理屈はないと思います。
戦いが始まると、先手の壁銀が負担になっているようです。
永瀬九段が5五銀とぶつけた手を境に、評価値も徐々に差がついていきます。先手が勝ちにくい将棋になったのかな、と思います。
永瀬九段は攻めの拠点となっている6五桂馬の支えてである7四銀を動かすために、歩で叩きます。
もちろん藤井王位が許すわけもなく、そのまま敵陣になだれ込んで永瀬九段を投了に追い込みます。
後手番で一度も主導権を握らせないままの圧勝です。強いです。これで王位防衛まであと1勝に迫りました。

王位戦第4局は、8月19、20日(火・水)の両日に福岡県宗像市「宗像ユリックス」で行われます!
posted by 齊藤 想 at 18:21| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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