藤井王将の3勝1敗で迎えた第5局です。
〔中継サイト〕
https://mainichi.jp/oshosen2025
藤井王将は二日制の将棋で抜群の成績を誇っています。
なんと二日制のタイトル戦での先手番32連勝中でした。ちょっと考えられないほどの記録です。
この記録は第4局で途切れましたが、おそらく更新不可能ではないかと思います。それほどの記録です。
記録を止めた永瀬九段ですが、タイトル戦での藤井戦の連敗を9で止める大きな勝利となりました。
永瀬九段は意外なことに、二日制のタイトル戦での対藤井戦で、先手番勝利がありません。
鉄壁ともいえる藤井王将の先手番をブレイクしたので、今度は永瀬九段が先手番での初勝利といきたいところです。
永瀬九段は第6局へと繋げる白星を挙げることができたでしょうか!
〔棋譜〕
https://mainichi.jp/oshosen2025/250308.html
ということで将棋です。
先手は永瀬九段。後手番の藤井王将ですが、2手目はかならず8四歩でした。
これは先手の作戦は何でも受けるという王者の一手です。
最近のインタビューで8四歩以外を指すかもという話はでていましたが、ここで3四歩を決行です。
雁木模様からお互いに前例のない戦いとなりましたが、2筋から4筋の折衝で有利になったのは藤井王将でした。
3筋を食い破って3七に成桂を作ると、銀に追われたのを幸便に飛車が3筋に展開。今度は先手陣の弱点である桂頭をガリガリ攻めていきます。
金銀3枚で守られていたはずの後手玉は次々に削られ、決め手の飛車切りから寄せに耐え切れず、永瀬九段は投了しました。
120手までの完勝で、これで4勝1敗と藤井王将が防衛に成功しました。
これでタイトル通算28期となり、谷川浩司を抜いて単独5位となりました。
藤井王将おめでとうございます。
2025年03月09日
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