2025年02月11日

第18回朝日将棋オープン戦(準決勝・決勝)

だれが優勝しても初優勝です。

〔主催者サイト〕
https://digital.asahi.com/shougi/asahicup_live/?iref=pr_shougi

ベスト4は井田明宏五段、服部慎一郎六段、近藤誠也八段、佐々木勇気八段の4人です。
注目は年度最高勝率を更新する勢いで勝ち続けている服部慎一郎六段です。
準決勝の相手の井田五段は、雁木戦法を得意とする棋士です。井田五段からすれば初めての大舞台で、緊張もひとしおかもしれません。
もうひとつの準決勝は新A級の近藤八段と、現A級で竜王戦挑戦者にもなった佐々木八段です。

〔準決勝〕
 井田明宏五段  ○ ― ● 服部慎一郎六段
 佐々木勇気八段 ● ― ○ 近藤誠也八段

井田五段が得意の雁木からの競り合いを制して、絶好調の服部六段に土を付けました。服部六段は最高勝率更新に向けて一休みですが、まだまだチャンスは残っています。
佐々木近藤戦は角換わりになりましたが、後手近藤八段の攻めゴマを責めるB面攻撃がはまり、中盤以降は大差の快勝です。

〔決勝〕
 井田明宏五段  ● ― ○ 近藤誠也八段

決勝も井田五段は雁木。中盤は互角のねじりあいが続きましたが、大舞台に緊張したのか玉の安全を目指した5二銀が悪手だったようです。薄くなった桂頭を攻められて一気に苦しくなります。
近藤八段がそのまま攻め続け、122手まで近藤八段の快勝。
近藤八段は朝日杯初優勝で、うれしい全棋士出場の棋戦での初優勝となりました。
井田五段は敗れたとはいえ、その名前を多くの将棋ファンに刻み込みました。

近藤八段おめでとうございます!
posted by 齊藤 想 at 18:42| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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