ハリーポッター第2作です。
映画は夏休みに帰省したハリーの様子から始まります。
あいからわず虐められていますが、本作からみたひとのための状況説明も含んでいるのかもしれません。
そこにドビーとなのるホビットのような妖怪が現れ、ハリーに魔法学校に戻らないよう警告するのと同時に、様々な妨害をします。
ロンがやってきて、いろいろあって、学校までたどり着きます。
ここまでが冒頭で、ここから本編に入ります。
前作と同じく魔法学校の日々を描写しつつ、物語のメインである秘密の小部屋へ観客をいざないます。
秘密の部屋は、ようするに、過去の魔法使いスリザリンが、自らの後継者がでてきたときのための悪を潜ませている小部屋です。
その部屋がどこにあるのかだれも知りません。
魔法学校で奇怪な事件が続くにつれ、ロンの妹も、ハーマイオニーも犠牲になります。
緊急事態を受けて、過去に「秘密の部屋」を開けた疑惑のあるハグリッドが連行されてしまいます。
しかし、ハリーとロンは「秘密の部屋」の場所を突き止め、全ての黒幕がヴォルデモート卿であることを知ります。
そして、彼の学生時代の名前がトム・リドルで、スリザリンの後継者です。
ハリーはヴォルデモートが操るバジリスクを倒し、事件を解決します。
というのがざっくりストーリーです。
161分という長い映画ですが、十分に楽しめました。
今回はドビーのあほさ加減と言い、実力のもないのに人気だけで先生になったキャラの定番ギャグといい、分かっていても笑ってしまいます。
賢者の石と同じように、前半ででてきた魔法学校の日常が、後半で伏線となって効いてくる構成も光っています。
謎の出し方もほど良くて、最期のどんでん返しもあり、全体的に非常にバランスの良い映画だと思います。
ハリーが剣で戦うのは、個人的にはどうかなと思う部分もありますが、この辺りは西洋的な感覚なのかもしれません。
アーサー王とか英雄と聖剣はセットみたいな部分がありますので。
批評家の評価として前作を上回っていますが、興行成績としては少し落ちて8億80百万ドルです。
製作費は前作より少し減って1億ドルなので、割合からすれば前作と同様のヒット作です。
そもそも8億ドルを超えることがすごいです。
映画史に名をのこす映画の第2作を楽しみたいひとのために!
2025年03月09日
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