![インデペンデンス・デイ(3枚組)[4K ULTRA HD + Blu-ray] インデペンデンス・デイ(3枚組)[4K ULTRA HD + Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/61LBsMxx2pL._SL160_.jpg)
インデペンデンス・デイ(3枚組)[4K ULTRA HD + Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: Blu-ray
映画の冒頭から宇宙人が来襲します。
最初は友好的に交渉しようとしますが、宇宙人は容赦なく攻撃してきます。
宇宙人の目的は、イナゴと同じでした。
惑星を襲い、資源を食い尽くすと、次の惑星に移動する。
地球はその犠牲となる惑星のひとつだったのです。
人類も反撃しますが、宇宙船はシールドに守られて手がでません。
しかし、宇宙船にコンピューターウィルスを仕込むことでシールドを無効化し、ついに人類の反撃が成功します。
という感じの映画です。
基本構造としては群像劇ですが、それぞれの主人公はコンプレックスを抱えています。
大統領は決断の遅さから支持率低下に悩みます。
元天才技術者は、有線TVの技師になってくすぶっています。
空軍パイロットは宇宙飛行士への希望がかなえられません。
農薬散布の飛行士は、酔っ払いで散布場所を間違えるし、宇宙人に拉致られた経験があると吹聴してバカにされています。
一見するとバラバラに見えるキャラたちですが、それぞれが細い糸でつながっており、ラストの反撃のシーンで見事につながり、さらにそれぞれのコンプレックスを克服します。
大統領は思い切った決断を下して、自ら最前線におもむきます。
天才技術者は宇宙船への攻撃方法を立案して実行に移します。
空軍パイロットは過去に捕獲した宇宙船を操り、宇宙に飛びたつことで宇宙飛行士になる夢をかなえます。
そして、農薬散布の飛行士は、一斉攻撃に参加し、自らの命を犠牲にして人類を守ります。
なにより、大統領の演説が良いです。宇宙人に反撃することで達成する「インデペンデンスディ」。タイトルと奇麗に繋がります。
評論家が指摘するように、人類が宇宙語でウィルスを作成できるのか、とのもあります。
まあ、いちおう過去に捕獲した宇宙船を実験台として使っているので、ギリギリセーフといったところでしょうか。
映像もCGとミニチュアを併用して、迫力のある仕上がりになっていると思います。アカデミー賞でも視覚効果賞を受賞しています。
ちなみに「陳腐なストーリー」ということでゴールデンラズベリー賞にもノミネートされていますが、この映画の良さは、そういう使い古されたパターンを突き進んだところでないかと。
脚本をひねることなく、ストレート一本勝負だからこその良さではないかと。
製作費75百万ドルに対して、興行収入8億17百万ドルの大ヒット作品となりました。
心が熱くなるSF映画を楽しみたいひとのために!