AIの反乱という使い古された設定にドンデン返しが付いたSFです。
舞台はAIの反乱により、人類が限られた居住区に細々と生活している近未来です。
主人公は地球防衛軍の軍曹で、AIのドローンを退治するのが仕事です。
しかし、ドローンに反撃されて半身不随になります。
これがひとつ目の軸。
もうひとつの軸はアバターです。
人類はアバターというロボットを開発することに成功し、そのロボットに精神を移すことで新しい自分を手に入れることができます。
そのアバターを使用するには料金を払う必要がありますが、延滞者が多数いるようで、その延滞者を捜索するための探偵2人組がいます。
これが2つめの軸。
3つめの軸は反政府組織です。半身不随になった主人公は妹の助言でアバターを借りますが、そのアバターが実は反政府組織の人間と同じだったため、テロリストたちと知り合いになります。
この3つ軸が交差します。
オチから言うと、これ、全て夢オチです。
主人公が半身不随というのだけが正しくて、主人公は仮想現実の世界に生きており、ただシステムによる反作用による時間軸がひっくりかえったりしていたようです。
設定がかなり盛り込みすぎなのうえに、システム障害による様々な混乱があると言われても、正しい時間軸がよく分かりません。
ところどころ、かなりショボいCGがでてきます。
俳優の演技も主要キャラ以外は二流です。
おそらくかなりの低予算だと思われますが、そう考えると、頑張って作った映画だと思います。
それにしても他の映画でも言えますが、ロボットと戦うのになんでサブマシンガンなんですかね。サブマシンガンは対人兵器だと思うのですが。
アイデアを盛り込んだ低予算(と思われる)SFを楽しみたいひとのために!
2024年12月26日
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