1998年にヒットした終末物のSF映画です。
地球に巨大隕石が衝突することが判明しまた近未来が舞台です。
米ソ両国は密かに準備をすすめきた計画、共同の宇宙ロケットを飛ばして、核爆弾で軌道をそらす作戦を実行します。
しかし、隕石は割れただけで軌道はずらせず、地球に危機が迫り、小さい隕石が衝突して地球に甚大な被害を与えます。
残った大きな隕石ですが、太陽に近づいたことでできた隕石の穴に宇宙船はつっこみ、自らを犠牲にして残った核爆弾を爆発。
隕石は粉々になり、地球は救われます。
という感じで、あらすじとしては平凡です。
主人公は3人います。
「エリー」の存在をキャッチした女性キャスター。
隕石を発見した少年。
それに宇宙船の船長です。
映画の眼目としては、地球滅亡のとき、人間はどう行動するかです。
女性キャスターは、再婚した父を許して、一緒に津波に飲み込まれます。
少年は愛する彼女と共に過ごすため、シェルターに入る権利を放棄して彼女の元に駆けつけます。
宇宙船の船長は、自らが嫌われ者であること理解しつつ、隕石に突入する決断を下します。
3人とも人生の転換点を決断するための明確なミッドポイントがあるわけではありません。3者もバラバラですし(それが狙いだと思いますが)個人的にはちょっと足りないかな、と思います。人間を奇麗に描きすぎているのも気になります。
地球滅亡が近づいても、街は荒れている雰囲気を出していても終末感はなく、軍隊を始めとする政府機関も普通に機能しています。
ただ、それだけ奇麗なので安心して見ていられる映画かと思います。
ちなみに少年を演じたのは、ロードオブザリングで有名なったイライジャ・ウッドです。このときから目力が凄いです。
本作は製作費80百万ドルで興行収入3億49百万ドルの大ヒットとなりました。
ちなみに、ほぼ同時期に公開されたアルマゲドンと同設定ですが、これは脚本家のシステムに問題があるようです。
『アルマゲドン』と見比べたいひとのために!
2024年12月07日
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください