ロバートレッドフォードとブラッドピットの共演が話題となった映画です。
ブラッドピット演じるスパイ・ビショップが中国刑務所に潜入することから始まります。
目的は懲役囚の奪還。しかし、成功寸前で失敗。スパイは逮捕されます。
処刑されるのは翌日AM8時。残り時間はわずかです。
この作戦ですが、実はビショップの単独行動でした。
彼の目的と性格を知るために、元上司であり、本日が定年退職日だったレッドフォード演じるミュアーが呼び出されます。
中国とは貿易交渉を控えていたので、CIAは大事にしたくない。そのため、ビショップのミスを見つけ、見殺しにする方向で会議をまとめようとします。
ミュアーはCIAから聞かれるままに、ビショップとの過去を回想します。
その途中で、ミュアーはビショップを救出するための作戦を立てて実行しようとします。
という感じの映画です。
こういう構成もあるんだな、と感心しました。
最初に大きな目的、ビショップの救出という大枠を出します。その上で、過去の回想というスタイルで、過去の様々な作戦、ミュラーとビショップの関係性、さらにはビショップが単独行動に至った謎が解き明かされていきます。
今回の敵はCIAであり、強大な権力を持つ強敵というポイントも高く、さらに冒頭でも書かれているように救出までのタイムリミットもはっきりしています。
またテーマとしては、正義の基準です。上官であるミュラーはビショップに私情を捨てて絶対服従を命じます。
しかし、ビショップは自分の基準で動きます。この違いが二人を決別させるのですが、ラストでは実はミュラーも昔から単独行動をしており、自分の正義の基準でビショップを救います。
CIAを出し抜く頭脳ゲームという面もあり、奇麗にまとまっているいい映画だと思います。
けど、製作費1億15百万ドルで興行収入1億43百万ドルは赤字でしょうね。
自分的には評価が高いので残念。
ロバートレッドフォードとブラッドピットのファンのために!
2024年11月21日
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