2024年10月19日

【映画】キャットウーマン

バットマンシリーズのキャラ、キャットウーマンを主人公とした映画です。


キャットウーマン [Blu-ray]

キャットウーマン [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2016/02/24
  • メディア: Blu-ray



主人公を演じるのはハル・ベリー。美容品メーカーの美術部門の所属するペイシェンスです。
服のセンスも宣伝のセンスもなく、さえないOLです。
高いところから降りられなくなった猫を救おうとして自分も落下しそうになり、助けに来た刑事と恋仲になります。
そんな彼女がひょんなことから新製品ビューリンに毒性があることを知ってしまい、企業のボディーガードに殺されます。
ですが、猫の力を得て復活し、キャットウーマンとして活動を開始します。
キャットウーマンはビューリンの発売を止めようとしますが、夫に恨みをもつ元モデルの副社長が社長を殺し、キャットウーマンに罪を擦り付けます。
逮捕され、恋人の刑事から追求されるペイシェンス。
彼女は脱獄し、ビューリンの発売を止めようとします。
というのがザックリとした流れです。
普通に面白い映画だと思います。
猫を救うシーンがありますが、これが恋人となる刑事と会うだけでなく、猫による主人公へのテスト、さらには後半で刑事を説得する材料にもなります。
ひとつのシーンに三重の意味を持たせることはあまりないので、ポイントが高いです。
また主人公の親友が未発売の美容品を使っているのですが、これがビューリンです。彼女が突如として体調を崩すといった伏線を随所に配置しています。
キャットウーマンは悪と善の二面性を持つキャラです。宝石泥棒を退治したと思ったら、自分が宝石を盗んでおり、その盗んだ宝石を宝石店に返す。
キャットウーマンのときは自信満々ですが、普通のペイシェンスは自信なさげにナヨナヨしています。
そんな彼女が勇気を振り絞って、恋人に信じて欲しいと訴えるシーンが、ミッドポイントになるのかなあ。たぶんですが。
ただ興行成績はふるわず、ラジー賞4部門受賞となりました。
製作費は1億ドルで、興行収入82百万ドルと製作費にも届きません。
これだけ製作費をつぎ込んだのに、という意味でのラジー賞かもしれません。
このラジー賞ですが、ハル・ベリーはなんと出演しました。
出演した理由について
「アカデミー賞を受賞したからといって良い作品とは限らないし、逆にラジー賞を受賞したからといって必ずしも悪い作品とは限らない。私はあの役を精一杯演じたし、作品に出演した事も後悔していない。そのことを伝えたかった」
と語っています。ぼくの感想も完全に一致です。

ハルベリーのファンのために!
posted by 齊藤 想 at 21:00| Comment(0) | 映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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