2026年01月17日

【書評】塚本康浩『ダチョウ博士の人畜無害のすすめ / ダチョウのおかげでガクチョウになった!』

『ダチョウ力』の更新版みたいな本です。

ダチョウ博士の人畜無害のすゝめ

ダチョウ博士の人畜無害のすゝめ

  • 作者: 塚本 康浩
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2021/05/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


塚本康浩はダチョウ抗体の研究者として知られていますが、初の著書は『ダチョウ力』です。
その後、ダチョウ抗体は様々な製品に活用されるようになり、本書は『ダチョウ力』の更新版のような感じです。
著者によると、研究者の研究費はほんとうに少ないようです。
補助等がなければ年間45万円。
そのため様々な書類を書き、補助金を得たり、企業とのコラボでなんとか資金を得る必要があります。
ちなみに補助金をゲットすると、経費として大学が約3割も取っていくそうです。恐ろしや。
著者は画廊や獣医師としての勤務経験があることから、研究成果の産業化に積極的に取り組んでいます。
ダチョウ抗体マスクを始め、アトピー性皮膚炎対策の化粧品、鳥インフルエンザをシャットアウトするフィルターなどいろいろあり、海外にも展開しています。
立ち上げた会社は10を超え、弟子たちも次々とのれん分けして会社を興しています。
日本だと研究者は金もうけをしてはいかんみたな話があり、難しい部分はあるのですが、弟子や仲間たちが様々な商品を開発しています。
そうした経緯が、いろいろと書かれています。
研究を商品開発を通じて世間に還元するのは、とても大事なことだと思います。

夢のあるダチョウ抗体の話を読みたいひとのために!
posted by 齊藤 想 at 12:00| Comment(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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