2024年07月13日

【映画】007/死ぬのは奴らだ

1973年公開の、007シリーズ8作目です。


007/死ぬのは奴らだ [Blu-ray]

007/死ぬのは奴らだ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2021/09/29
  • メディア: Blu-ray



三代目ジェームスボンドを演じるのはロジャー・ムーアです。
初代ジェームスボンドがロジャーより3歳下と考えると不思議な感じがします。
映画は印象的な葬式のシーンから始まります。南国らしく音楽付きの葬列が続きますが、実はこれから殺される諜報員のための葬列で、不意を突かれて殺害された諜報員はそのまま棺桶に放り込まれます。
群衆たちはサンバのリズムで踊りだします。
主敵は架空国家、サン・モニークの首長です。
彼は宗教を隠れ蓑にして麻薬を栽培しています。その麻薬は米国で無料配布し、麻薬中毒者が増えたところで大儲けをしようとしています。
彼はアドバイスを女性タロット占い師から受けています。
サン・モニークに潜入したボンドは、女性タロット占い師を垂らし込み……というストーリーです。
近年の派手な007を見慣れると、さすがに時代を感じる部分はあります。
いつものようにボンドは捕まりますが、すぐに殺さずにワニがいる池に放置するという演出とか、これはもう時代ですね。
カーチェイスでもわざわざ車をひっくり返す演出のために、不自然にジャンプ台のような土盛りがしてあったり、これも時代でしょう。ただ、古い二階建てバスを必死になって運転するシーンは面白かったです。
次々と襲い掛かる危機を、身近にあるものでなんとかするのも、007シリーズの楽しみです。
見せ場としては、ボートでの逃走劇でしょうか。
ときおり地上に飛び出て、結婚式をメチャメチャにしたり、追いかける敵側のボートがプールにはまったり、パトカーに突き刺さったりと、アクションの中にもユーモア満載です。
シリアスとユーモアの融合が、007の魅力です。
ちなみに逃走劇の少し前から町の平和を守る保安官としてペッパー警部が登場です。ペッパー警部は自己評価が高すぎる間抜けな人物として描かれています。
彼自慢の義弟がもっている高速ボートは敵側に奪われているのですが、まったく気が付きません。
なかなかいい味がでています。これで人気が出たのか、次作にも登場します。
Qの秘密道具はでてきますが、今回はいまひとつ活躍しません。Qも登場しません。
主敵を倒した後にも、手下が追跡してきたり、最後までドキドキさせる仕掛けは用意されています。
製作費は7百万ドルで、これは2022年換算しても約50百万ドルです。この予算でこれだけの映画を作るのはさすがです。
興行収入も1億62百万ドルと製作費の20倍を超える大ヒットとなりました。

ロジャームーアの007を見たいひとのために!
posted by 齊藤 想 at 21:00| Comment(0) | 映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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