007シリーズ記念すべき第20作です。
アニバーサリー作品らしく、世界中を飛び回ります。
本作は北朝鮮から始まります。
007が北朝鮮に潜入し、紛争ダイヤ(紛争地域から産出されるダイヤで、テロ組織への資金提供に繋がることから取引が制限されている)で武器密輸をしている北朝鮮組織を壊滅させる作戦に従事します。
ですが、大佐の側近ザオに007の正体がバレて、ホバークラフトによるカーチェイスの末になんとか脱出します。
黒幕の北朝鮮の大佐が滝から転落して死亡します。
場所は非武装地帯という設定ですが、あんなとことろに滝壺も寺もないというツッコミはさておきまして。
大佐からは逃れたものの之、007は北朝鮮に捕まり、長らく拷問されます。
その後、007は捕虜交換で英国に戻りますが、その捕虜交換の相手はザオでした。
実は007には潜入スパイの情報を漏らした疑いがかかっていました。その疑いを晴らすため、007は拘束から抜け出し、ザオの後を追います。
というのがザックリとした流れです。
アニバーサリーらしく、映画は世界中を飛び回ります。
北朝鮮から始まり、キューバ、アイスランド、さらに空中と。
カーチェイスもホバークラフト、04仕様のロケットカー、さらには氷上のカーチェイスに、水上スキー(CGがやりすぎ)も披露です。またガンアクションだけでなく、珍しいフェンシング、刀の切りあいもあります。
ボンドガールはハルベリーですし、主題歌を担当したマドンナも出演です。
とにかくサービス精神満点です。
スパイ映画お約束の拘束シーンもあれば、裏切りあり、もちろん女性ともイチャイチャありです。
また、シリーズ物あるあるですが、身内からも疑われて追われるというのも、そこから信頼を取り戻して復活もお約束です。
とてもサービス満点ですが、いささかやりすぎシーンも多いです。
水上スキーは明らかにやりすぎですが、ハープーン(?)で衛星を攻撃するのも明らかに変です。ICBMなら高度は十分ですが、それで衛星を攻撃できるかというとまた別問題。
そもそも北朝鮮が超最新の科学技術を持っているもおかしいですし、強力な兵器なのになぜか007たちが乗っている飛行機にはそれほど効かないというのも……。
この辺りは演出ですから、致し方ないところでしょうか。
ツッコミどころは多いですが、エンタメとしては面白い映画だと思います。
あと、ハルベリーが拷問を受けるシーンがありますが、痛がる演技が下手ですね(笑)
製作費は前作を上回る1億42百万ドルで、興行収入も4億32百万ドルの大ヒットとなりました。
007シリーズの面白さが詰まった作品を楽しみたいひとのために!
2024年07月07日
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください