2025年12月07日

【書評】大塚菜生『うちの屋台にきてみんしゃい』

屋台を経営する両親を持つ娘の心情を描いた佳作です。

うちの屋台にきてみんしゃい (わくわく読み物コレクション)

うちの屋台にきてみんしゃい (わくわく読み物コレクション)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2023/08/05
  • メディア: 単行本


主人公は小学六年生の女の子。両親は福岡で屋台を経営しています。
彼女には密かに恋焦がれている若い社会人の男性がいます。
基本的なストーリーは定番です。
屋台が忙しくて疎外感を感じている主人公。そんな中、優しく気にかけてくれた社会人に幼い恋心を抱きます。
そんななかで父親がけがをして、娘が自分の意思で屋台の手伝いを始めて、大人の世界に入り込もうとします。
最初は順調でも途中から失敗が増えてしまいます。
苦労を重ねていくうちに、主人公は両親の大変さとか、両親がいかに娘のことを気にかけてきたかを知ります。
という感じです。
定番の流れと言えばそうなのですが、少女の心情が丁寧に描かれた佳作だと思います。
後半は、あまり知られていない屋台の話が次々とでてきます。
屋台の営業は大変だと実感します。

毎日児童文学賞優秀賞を受賞した児童文学を楽しみたいひとのために!
posted by 齊藤 想 at 12:00| Comment(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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