作家収入について歴史的経緯のまとめですが、後半はひたすら他人の揚げ足取りのような気が。
前半は面白いです。
まず原稿用紙の話がでてきます。
現在は原稿料として原稿用紙1枚あたり○円というのが一般的ですが、明治時代はそもそも原稿用紙の体裁がバラバラでした。
掲載先のフォーマットに合わせて手作り原稿用紙を作ったり、個人で独自の原稿用紙と作ったりといろいろです。
それが大正初めに原稿用紙の体裁が統一されます。
原稿料ですが、明治初めは1編あたり幾らという感覚でした。
それが明治中頃から印税が生まれ、当時は発行部数が数千部と少なかったこともあり、印税は15~30%と高割合だったようです。
それが円本ブームなどで発行部数が増えるとともに、印税10%が一般化します。
当時の作家の収入はすさまじく、月10枚程度の執筆量でも、社会人の初任給に匹敵するという夢のような時代です。作家の壇一雄は、息子にお小遣いとして、当時の警察官の初任給に近い金額を渡していたそうです。
戦争が終わり、日本が高度成長期に入りますが、そこから原稿料は物価の優等生となってしまいます。
小説だと原稿用紙1枚5千円程度、その他は内容、掲載誌によって大きく異なり数千円~3万という幅があるようです。
後半になると同業者たちの揚げ足取りが一気に増えます。
ときおりならユーモアだと思うのですが、ここまで続くとさすがにねえ、と思ってしまいます。
明治~昭和にかけて作家たちの収入事情を知りたいひとのために!
2025年09月07日
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