ルネサンス期に活躍した、幻想的な画風で知られるボスの紹介です。
世代としてはレオナルド・ダビンチ、ボッティチェリとほぼ同世代です。
ボスはオランダで活躍しました。
現在まで伝わる絵は約20点(当時は署名がないため、由来、画風及び科学的分析から真筆と想定される絵の数)です。
代表作は『快楽の園』で、謎の生物、不思議な怪物、奇妙な建物が所狭しと配置されています。
とにかくセンスがすごいです。後年のブリューゲルに大きな影響を与えています。
『干し草車』『最後の審判』もボスという感じです。
絵はミケランジェロのような筋骨隆々でも、リアルでもありません。
ただ、それは、画力ではなくそのように描いたものだと思われます。
デッサンが残されていますが、画家だから当然かもしれませんが、とにかくうまいです。
ボスの堪能できる一冊だと思います。
ちなみにハプスブルク家のフィリップ1世がボスのパトロンになりますが、フィリップ1世の妻が有名な狂女フアナです。
ヒエロニムス・ボスの世界にじっくりとひたりたいひとのために!
2025年03月15日
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