2025年01月12日

【書評】織田正吉『ジョークとトリック』

織田正吉(1931-2020)は演芸作家・放送作家のかたわら、ジョーク・ユーモア研究としても知られています。


ジョークとトリック (講談社現代新書)

ジョークとトリック (講談社現代新書)

  • 作者: 織田 正吉
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1983/09/19
  • メディア: 新書



本書はジョークの分類と分析をした本ですが、それより紹介しているジョークや豆知識が面白い。
「へちま」は元々「冬瓜(とうがん)」と呼ばれていたが、いろはうたで「と」が「へ」と「ち」の間にあるから「へちま」とか、「オギノ式」はもともと「受胎法」だったとか、エジプトのトトメスⅠ世がユーフラテス川上流に到達したとき、川が南に向かって流れているのをみて驚いたとか(当時のエジプト人はナイル川しか知らないので、川は北向きと思い込んでいた)そういった話がテンコ盛りです。
固定観念に捉われずに、自由な発想を持つことの重要性を教えてくれます。

ジョークの仕組みを知りたいひとのために!
posted by 齊藤 想 at 12:00| Comment(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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