ブラウン神父シリーズの第3作です。
8作の短編が収録されています。
発表されたのは1925年~1926年で、日本だと大正14年~昭和元年です。芥川龍之介が入水自殺する1~2年前です。
第1作と第2作から少し間が空いているのですが、いままでの基本的なトリックから少し踏み出して、『ダーナウェイ家の呪い』など、ややパズル的なトリックが増えた印象です。
それでも、現代でも使われるトリックが満載です。
特に『ムーン・クレサントの奇跡』はほぼ同じトリックの作品を読んだことがありますし、『ギオン・ワイズの亡霊』もかなり近いトリックを見たことがあります。
それだけ、後世への影響力の強さを感じます。
短編ミステリの古典に親しみたいひとのために!
2024年12月08日
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