リベラルの思考法がよく分かる本です。
日本は民主主義の国です。
「なぜ敗北するのか」と言われても結論は「多数の同意を得られないから」になるはずですが、リベラル的な分析が興味深いです。
特徴的なのは、まず自らの主張は絶対に正しいというところからスタートすることです。疑いすら持ちません。
第一章でデマによって政府を動かせなかった原因を考察するのですが、「政権に痛みを与えられる武器がなかった」が結論になってしまいます。意見が異なる人たちは「敵」「バカ」と罵倒し「いかにして政権に痛みを与えるか」という闘争に走ります。一般人から賛同を得るという方向に進みません。
どうもリベラルは世の中を白黒の二色で見ているようです。モノラルにすらなっていません。世界は多彩な色彩に溢れているというのに。
著者はリベラルを「バーチャルの世界」と批判しています。
その点については同意です。
リベラルの考え方を知りたいひとのために!
2024年12月05日
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