2024年12月07日

【書評】G・K・チェスタトン『ブラウン神父の知恵』

ブラウン神父シリーズの第2短編集です。


ブラウン神父の知恵 (創元推理文庫)

ブラウン神父の知恵 (創元推理文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2017/03/21
  • メディア: Kindle版



発表年は1912~1914年です。日本だと明治45年から大正3年です。世界史的には清が滅亡し、第一次世界大戦がはじまるころです。
本書が収録されているのは12編です。
いまも使われているトリックの原型と言えるもものが盛りだくさんです。
「鏡のトリック」「ひとり二役」「他愛のないウソが大事件に」「なりすまし」「ダブルミーイング」「機械の盲点」などなどです。
翻訳物特有の読みにくさは否めませんが、ミステリの歴史を把握するために、押さえておくべきシリーズだと思います。

ミステリファンのために!
posted by 齊藤 想 at 12:00| Comment(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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