人気メルマガから登場した本です。
著者はメルマガ『中国の不思議な役人』で中国古典怪異談の翻訳を配信しているそうです。
本書はそのメルマガの書籍化で、いわるゆ怪談のオンパレードです。
幽鬼やキョンシーが登場する王道パターンもあれば、お金に汚い役人が死後も金銭を求める話、亡妻が死んだ後も後妻を嫉妬するので死後に泣く泣く離縁した話など、奇妙な話もあります。
個人的には「花」かと思って持っていたら、実は「死者の腕だった」という話がぞっときます。
死者の腕を持ってあるく主人公を見て笑っているひとたちは……。
あと、犯罪者に優しい裁判官が、被害者の霊に恨まれて夜な夜な苦しめらる話は現代にも通じると思います。
翻訳文も読みやすく、とても面白い本でした。
中国の古典怪異談を読みたい人のために!
2024年10月22日
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