2024年10月13日

【書評】保坂直紀『クジラのおなかからプラスチック』

プラスチックによる海洋汚染問題を取り上げます。


クジラのおなかからプラスチック

クジラのおなかからプラスチック

  • 作者: 保坂 直紀
  • 出版社/メーカー: 旬報社
  • 発売日: 2018/12/11
  • メディア: 単行本



プラスチックは頑丈で衛生的で形成も容易です。
現代生活にはなくてならないものですが、プラスチックは自然では分解されないため海をただよい、それが海洋生物に様々な悪影響を与えて問題になっています。
やり玉に挙げられるポリ袋だけでなく、マイクロプラスチックというプラチックの欠片も広がっているそうです。
基本的には反プラスチック側の本ですが、無理にリサイクルしようとすると逆に石油を余計に使うこと、単純にプラスチックを無くせばよいわけではないこともしっかり書かれており、バランスが取れていると思います。
冒頭にビニール袋に包まれた海鳥の写真が掲載されていますが、かなり衝撃的です。

プラスチック問題を考えたい児童たちのために!
posted by 齊藤 想 at 12:00| Comment(1) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
サイトーさま、環境について考えさせられる本ですね!
情報をありがとうございます!
Posted by 石田和之(♯62) at 2024年10月13日 18:50
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