永瀬九段が名人戦初登場です。
〔名人戦中継サイト〕
https://www.meijinsen.jp/
棋界の最高位は竜王ですが、名人の格式と伝統はまた別格だと思います。
順位戦C級2組からひとつづくクラスを上げる必要があり、最短でも5年。順位戦は持ち時間が長く、現役生活や収入に直結するので、重要度も大きいです。
永瀬九段は17歳でプロ入りしましたが、名人戦の挑戦者になるまで15年かかりました。
現在32歳です。
永瀬九段は藤井名人と持ち時間9時間で対局するのが楽しみと述べていました。
持ち時間9時間の2日制は名人戦のみで、もちろん全棋戦のなかでも最長です。
さあ永瀬九段は、17年分の思いを白星につなげることはできたでしょうか!
〔棋譜〕※徹底解説!将棋の定跡さんから
https://www.youtube.com/watch?v=gdycwU0l69g
ということで、将棋です。
戦型はもう2人の意地というかプライドというか、角換わり腰掛銀となります。
この戦型になると、永瀬九段が研究手を披露し、藤井名人が時間をかけて対応策を探すというのがパターンです。
ですが、本局では藤井名人の将棋がベースになっているためか、先に時間を使いだしたのは永瀬九段です。
この将棋の前例は千日手ですが、先手の永瀬九段としては千日手を避けたい。そのための長考ではないかと思います。
評価値は互角ですが、持ち時間で永瀬九段はリードを奪われます。
封じ手直前に藤井名人は86分の長考をしますが、それでも持ち時間で藤井名人がリードしています。
2日目に入っても永瀬九段は時間を使わされ、使った分だけ藤井九段も長考するといった展開です。
89手目の5六歩がAI的には悪手だったようで、一気に藤井名人優勢になります。
永瀬九段も歩頭桂という勝負手を放ちますが、同銀同歩のあとに9六桂から藤井名人が終息に入ります。
その後は超手数の詰みを読み切り、134手まで藤井名人が先勝しました。
名人戦第2局は、4月29日(火・祝)、30日(水)に東京都大田区「羽田空港第1ターミナル」で行われます!
2025年04月10日
【映画】エイリアン2
巨匠ジェームスキャメロンが若かりし頃の映画です。
公開は1986年。2年前に『ターミネーター』が公開され、ジェームスキャメロンが注目を集め始めた時期です。
さて映画ですが、前作でエイリアンと遭遇した惑星で植民たちと連絡が取れくなりました。
海兵隊たちが惑星に向かうことになりますが、アドバイザーとして前作で唯一の生き残りであるリプリ―に声がかかります。
最初、海兵隊たちは気楽に考えていましたが、エイリアンが実在し、しかもその高い能力に圧倒されて犠牲者が次々とでるに及んで態度は一変します。
それまでリプリーはよそ者で、お客さんあつかいでした。
海兵隊がピンチに陥る中、自らの行動で海兵たちを救うことで信望を集めることになります。
エイリアンを消滅させるために、植民基地を核兵器で焼き払う決定をしますが、着陸船にエイリアンが忍び込んでおり、呼び寄せている途中で墜落してしまいます。
あとは母船から飛行艇を呼び寄せる必要がありますが、到着するまで時間がかかります。
それまでの間、主人公たちとエイリアンとの壮絶な戦いが続きます。
というのがざっくりストーリーです。
SFホラーなのですが、様々な仕掛けを用意しています。
・前作の設定をいかして、人造人間を登場させて、最終的には和解する。
・海兵たちに様々なキャラ設定を与えて、ただの個人の死に留めない。
・途中で少女を救うことで、自分の命だけでなく大事なものを救うための戦いを追加。
などなどが、ストーリーを複雑化しない範囲ですっきりと挿入されています。
ラストも助かったと思ってから、次々とピンチが襲い掛かり、何段階もドキドキが仕掛けられているのも良いです。
エンタメとして、隙のない良作だと思います。
製作費は前作よりUPとはいえ19百万ドルで、興行収入1億31百万ドルの成功作となりました。
ジェームスキャメロン監督のファンのために!
公開は1986年。2年前に『ターミネーター』が公開され、ジェームスキャメロンが注目を集め始めた時期です。
さて映画ですが、前作でエイリアンと遭遇した惑星で植民たちと連絡が取れくなりました。
海兵隊たちが惑星に向かうことになりますが、アドバイザーとして前作で唯一の生き残りであるリプリ―に声がかかります。
最初、海兵隊たちは気楽に考えていましたが、エイリアンが実在し、しかもその高い能力に圧倒されて犠牲者が次々とでるに及んで態度は一変します。
それまでリプリーはよそ者で、お客さんあつかいでした。
海兵隊がピンチに陥る中、自らの行動で海兵たちを救うことで信望を集めることになります。
エイリアンを消滅させるために、植民基地を核兵器で焼き払う決定をしますが、着陸船にエイリアンが忍び込んでおり、呼び寄せている途中で墜落してしまいます。
あとは母船から飛行艇を呼び寄せる必要がありますが、到着するまで時間がかかります。
それまでの間、主人公たちとエイリアンとの壮絶な戦いが続きます。
というのがざっくりストーリーです。
SFホラーなのですが、様々な仕掛けを用意しています。
・前作の設定をいかして、人造人間を登場させて、最終的には和解する。
・海兵たちに様々なキャラ設定を与えて、ただの個人の死に留めない。
・途中で少女を救うことで、自分の命だけでなく大事なものを救うための戦いを追加。
などなどが、ストーリーを複雑化しない範囲ですっきりと挿入されています。
ラストも助かったと思ってから、次々とピンチが襲い掛かり、何段階もドキドキが仕掛けられているのも良いです。
エンタメとして、隙のない良作だと思います。
製作費は前作よりUPとはいえ19百万ドルで、興行収入1億31百万ドルの成功作となりました。
ジェームスキャメロン監督のファンのために!
【書評】七尾純・丹羽直久監修『ナルホドからだたんけん1 ピーマンへっちゃら』
前半児童文学、後半は科学読本です。

前半はピーマン嫌いな女の子の話。
給食のピラフにピーマンが入っていてそれをのけようとしますが、みんなにみつかり、応援をされることで食べることができました、というよくある話です。
後半は科学読本で、食物が口に入ってから肛門から体外に排出されるまでが、小気味よくまとめられています。
初めての味を感じたとき、脳は危険信号を発するそうです。けど、食べ続けると安全だと学習して、美味しく食べられるようになる。
そうした脳の仕組みで、嫌いな食べ物も食べ続けると、美味しく食べられるようになるそうです。
からだの不思議を知りたい児童のために!

ピーマンへっちゃら―食べ物のゆくえ (ナルホドからだたんけん)
- 作者: 七尾 純
- 出版社/メーカー: 国土社
- 発売日: 1990/12/01
- メディア: 単行本
前半はピーマン嫌いな女の子の話。
給食のピラフにピーマンが入っていてそれをのけようとしますが、みんなにみつかり、応援をされることで食べることができました、というよくある話です。
後半は科学読本で、食物が口に入ってから肛門から体外に排出されるまでが、小気味よくまとめられています。
初めての味を感じたとき、脳は危険信号を発するそうです。けど、食べ続けると安全だと学習して、美味しく食べられるようになる。
そうした脳の仕組みで、嫌いな食べ物も食べ続けると、美味しく食べられるようになるそうです。
からだの不思議を知りたい児童のために!