藤井棋王の連勝で迎えた第3局です。
〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/
同日にNHK杯準決勝、藤井竜王名人・増田八段戦が放映されました。
角換わりとなり、終盤は増田八段勝勢となり、124手目には先手玉に詰みがあったようです。
しかし藤井竜王名人が入玉形で粘り、2五角成といかにも駒の有効活用といった手に、一発、2四桂という捨て駒が刺さります。
この1手で評価値が逆転し、最後は増田八段の玉を長手数の即詰みに打って取りました。
これはもう、見事ととしかいいようがありません。
増田八段としたらトラウマになるかもしれませんが、1日で「2敗」するわけにはいかないと思います。
さあタイトル戦第3局の結果はどうなったでしょうか!
〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/50/kiou202503020102.html
ということで、将棋です。
本局は藤井棋王の先手で始まりましたが、千日手指しなおしになりました。
やや増田八段有利で進んでいましたが、先手になるし持ち時間もリードなので、良しとしたのかもしれません。
先手になった増田八段は矢倉を採用し、後手藤井棋王は雁木に組みます。
近年はバランス型の雁木が優勢ですが、金銀が密集しているだけに矢倉は堅いというメリットがあります。
駒がぶつかり戦いが始まると、藤井玉の周囲に守り駒はいなくなりますが、広さを活かしてひらひらと逃げていきます。
対する先手は駒不足。追及の手が緩んだところで後手藤井棋王が一気に攻めたて、最後は華麗な捨て駒で先手玉を即詰みに打ち取ります。
120手まで後手藤井棋王が勝ち、これで3連勝で棋王3連覇を決めました。
藤井棋王おめでとうございます!
2025年03月02日
【映画】スピード
世界的大ヒットとなったキアヌ・リーブスの出世作です。
基本的にはワンアイデアのアクションです。
主人公はロス市警の刑事、ジャックです。演じるのはキアヌ・リーブスで、当時30歳です。
冒頭でビルのエレベーターに爆弾が仕掛けられ閉じ込めれた人質と交換に身代金を要求されます。
それをジャックと相棒が解決しますが、この件で爆弾魔はジャックに恨みを持ちます。
そして第2の事件、映画のメインテーマであるバスへの爆弾設置へと繋がります。
この爆弾ですが、50マイル以下になると爆発します。
そのため、ジャックはバスに乗り移り、免停中の女性(演じるのはサンドラ・ブロック)と一緒にひたすらバスを走らせます。
車を押しのけ、標識をなぎ倒し、人を轢きそうになりながらも爆走します。
建設中のハイウェイに誘導されますが、工事の遅延で15mほど途切れています。
で、バスは思い切ってジャンプ(さすがに無理がありましたが)。
緊急用滑走路で周回するうちに、次々と対策を立てます。
まず走っているバスの下に潜り込み、爆弾の解体を目指します。これは爆弾魔が一枚上手で解体できません。
次に犯人の目星がついたので自宅を急襲しますが、これこそ犯人の罠で相棒が爆弾で死亡します。
いよいよ追い込まれるジャックですが、バス内部の映像が中継されていることに気が付き、録画映像に切り替えることで乗客を脱出させることに成功します。
アクション満載の上に、3の法則できっちり見せます。
以降も戦い第2弾が続きますが、内容は割愛。犯人は死亡し、暴走した地下鉄がクジラのように地上に飛び出たところで映画は終わります。
ワンアイデアでひっぱるアクションはいろいろありますが、その中でも、派手なうえにスリル満点で楽しめる映画です。
車は何台も破損するし、飛行機も大爆発。ラストは地下鉄の車両まで壊します。
ときおりミニチュアを使用(たぶん)しているとはいえ、ここまで派手にやって、製作費30百万ドルは格安だと思います。
これで興行収入3億50百万ドルなので、大成功作です。
wikiによると、当初の脚本は爆弾魔ハワード・ペインとは別に事件の真犯人が存在するという設定だったそうです。
小説ならそれでよいかもしれませんが、映画はいまのバージョンで成功だったと思います。
分かりやすいアクション映画にすることで、キアヌリーブスの魅力がより引き出せたと思うので。
世界的大ヒットとなったワンアイデアのアクションを楽しみたいひとのために!
基本的にはワンアイデアのアクションです。
主人公はロス市警の刑事、ジャックです。演じるのはキアヌ・リーブスで、当時30歳です。
冒頭でビルのエレベーターに爆弾が仕掛けられ閉じ込めれた人質と交換に身代金を要求されます。
それをジャックと相棒が解決しますが、この件で爆弾魔はジャックに恨みを持ちます。
そして第2の事件、映画のメインテーマであるバスへの爆弾設置へと繋がります。
この爆弾ですが、50マイル以下になると爆発します。
そのため、ジャックはバスに乗り移り、免停中の女性(演じるのはサンドラ・ブロック)と一緒にひたすらバスを走らせます。
車を押しのけ、標識をなぎ倒し、人を轢きそうになりながらも爆走します。
建設中のハイウェイに誘導されますが、工事の遅延で15mほど途切れています。
で、バスは思い切ってジャンプ(さすがに無理がありましたが)。
緊急用滑走路で周回するうちに、次々と対策を立てます。
まず走っているバスの下に潜り込み、爆弾の解体を目指します。これは爆弾魔が一枚上手で解体できません。
次に犯人の目星がついたので自宅を急襲しますが、これこそ犯人の罠で相棒が爆弾で死亡します。
いよいよ追い込まれるジャックですが、バス内部の映像が中継されていることに気が付き、録画映像に切り替えることで乗客を脱出させることに成功します。
アクション満載の上に、3の法則できっちり見せます。
以降も戦い第2弾が続きますが、内容は割愛。犯人は死亡し、暴走した地下鉄がクジラのように地上に飛び出たところで映画は終わります。
ワンアイデアでひっぱるアクションはいろいろありますが、その中でも、派手なうえにスリル満点で楽しめる映画です。
車は何台も破損するし、飛行機も大爆発。ラストは地下鉄の車両まで壊します。
ときおりミニチュアを使用(たぶん)しているとはいえ、ここまで派手にやって、製作費30百万ドルは格安だと思います。
これで興行収入3億50百万ドルなので、大成功作です。
wikiによると、当初の脚本は爆弾魔ハワード・ペインとは別に事件の真犯人が存在するという設定だったそうです。
小説ならそれでよいかもしれませんが、映画はいまのバージョンで成功だったと思います。
分かりやすいアクション映画にすることで、キアヌリーブスの魅力がより引き出せたと思うので。
世界的大ヒットとなったワンアイデアのアクションを楽しみたいひとのために!
【書評】加藤廣『秀吉の枷』
本能寺3部作の第2弾です。
第1弾は『信長の棺』で歴史ミステリーとして歴史に残るベストセラーになりました。
累計発行部数250万部です。
『信長の棺』は著者の初小説ですが、なんと75歳です。
第2弾『秀吉の枷』は1年後なので、著者76歳のときの作品です。
ざっくりとしたストーリーですが、世界観は『信長の棺』を受け継いでいます。
『信長の棺』は信長の死体がどこに消えたのかを、信長記の著者である太田牛一が探すミステリーです。
本作は秀吉が主人公で、信長を死に追いやったことを苦悩しつつ、天下取りへと爆走します。
後半は子供が生まれないことに苦しみ、明らかに他人の種だと分かる息子に悩みます。
秀吉の謎の行動については、この2つをキーにすれば解けていくのではないか、というのが著者の主張だと思われます。
前作より構成がすっきりしており、小説としてはるかに読みやすかったです。
キャラクターの立ち位置もはっきりしており、エンタメとして分かり易いです。
小説に仮託した著者の考察はともあれ、それなりに筋が通っており、ミステリとしても面白かったです。
楽しめる小説だと思います。
歴史ミステリを堪能したいひとのために!
第1弾は『信長の棺』で歴史ミステリーとして歴史に残るベストセラーになりました。
累計発行部数250万部です。
『信長の棺』は著者の初小説ですが、なんと75歳です。
第2弾『秀吉の枷』は1年後なので、著者76歳のときの作品です。
ざっくりとしたストーリーですが、世界観は『信長の棺』を受け継いでいます。
『信長の棺』は信長の死体がどこに消えたのかを、信長記の著者である太田牛一が探すミステリーです。
本作は秀吉が主人公で、信長を死に追いやったことを苦悩しつつ、天下取りへと爆走します。
後半は子供が生まれないことに苦しみ、明らかに他人の種だと分かる息子に悩みます。
秀吉の謎の行動については、この2つをキーにすれば解けていくのではないか、というのが著者の主張だと思われます。
前作より構成がすっきりしており、小説としてはるかに読みやすかったです。
キャラクターの立ち位置もはっきりしており、エンタメとして分かり易いです。
小説に仮託した著者の考察はともあれ、それなりに筋が通っており、ミステリとしても面白かったです。
楽しめる小説だと思います。
歴史ミステリを堪能したいひとのために!
第41回小説でもどうぞで佳作をいただきました。
ありがたいことに、6回目の佳作をいただきました。
テーマは「ときめき」で、作品名は『子熊のぬいぐりみのベアリ』です。
〔小説でもどうぞ(第41回・結果発表)〕
https://koubo.jp/article/36400
〔作品〕
『熊のぬいぐるみのベアリ』 齊藤想
https://koubo.jp/article/36566
この作品ですが、テーマ「ときめき」との関連が薄くて、終盤で強引に「ときめき」と絡ませるという荒業を使っていますが、佳作に選んでいただきラッキーでした。
高橋源一郎先生が講評で
>最後に「ぬいぐるみのベアリ」は少女のもとに戻ってくるのだが……泣きますよ、これ。
と書いていただき、とてもうれしいです。
これからも自分のペースで投稿を続けいきたいと思います。
・基本的に月2回発行(5日、20日※こちらはバックナンバー)。
・新規登録の特典のアイデア発想のオリジナルシート(キーワード法、物語改造法)つき!
★過去受賞歴
【短編関係】
・第6回創元社SF短編賞 最終選考(『桜ゼミ』)
・第1回Mr. & Mrs. Abe Arts & Culture Prize
プラナスミューメ特別賞(『子犬のウメ』)
・第1回ひらずみ文学賞 エンタメ部門 佳作(『スーサイド・テスト』)
・茶柱文学賞 佳作(『技術官僚の夏』)
・第1回日本ストーリーデザイン大賞 銀賞(『温泉怪獣あたみん』)
・第7回大阪ショートショート 最優秀賞(『途切れた風景』)
・フーコーの短編小説コンテスト 優秀賞
※フーコー「短編小説」傑作選(10)に収録(『ダイレクトメール』)
【雑誌・公募ガイド関係】
・公募ガイド社
小説でもどうぞ 最優秀賞1回、佳作6回
小説でもどうぞW選考委員版 最優秀賞1回 佳作4回
小説でもどうぞ 落選供養 掲載1回
TO-BE小説工房 佳作2回
小説虎の穴 佳作1回
・Yomeba!ショートショート募集 入選2回
※『ショートショートの宝箱5』に収録(『産負人科』)
・小説現代ショートショートコンテスト 入選2回
※『ショートショートの花束7』に収録(『オレンジの家』)
・SFマガジン・リーダーズストーリー 掲載12回
【短文関係】
・第12回人権ショートレター 優秀賞
【児童文学関係】
・『こわい!闇玉』 掲載 (『冷たい笑み』)
・『もしかして大事件?!(大好きミステリー⑨)』掲載(『お助けマンはだれだ!』)
【短歌・俳句・川柳】
ビア川柳・短歌2025 入選
第6回光友会福祉川柳 佳作
田子にんにく川柳 入選
【海外の雑誌 4回収録】
4 Star Stories/Short Short Story Issue3:『Abduction』
AHF Magazine 8:『Durability test』
Aphelion-webzine:『For Humanity Today and Tomorrow』
CommuterLit:『Cosmic Funeral』
テーマは「ときめき」で、作品名は『子熊のぬいぐりみのベアリ』です。
〔小説でもどうぞ(第41回・結果発表)〕
https://koubo.jp/article/36400
〔作品〕
『熊のぬいぐるみのベアリ』 齊藤想
https://koubo.jp/article/36566
この作品ですが、テーマ「ときめき」との関連が薄くて、終盤で強引に「ときめき」と絡ませるという荒業を使っていますが、佳作に選んでいただきラッキーでした。
高橋源一郎先生が講評で
>最後に「ぬいぐるみのベアリ」は少女のもとに戻ってくるのだが……泣きますよ、これ。
と書いていただき、とてもうれしいです。
これからも自分のペースで投稿を続けいきたいと思います。
・基本的に月2回発行(5日、20日※こちらはバックナンバー)。
・新規登録の特典のアイデア発想のオリジナルシート(キーワード法、物語改造法)つき!
★過去受賞歴
【短編関係】
・第6回創元社SF短編賞 最終選考(『桜ゼミ』)
・第1回Mr. & Mrs. Abe Arts & Culture Prize
プラナスミューメ特別賞(『子犬のウメ』)
・第1回ひらずみ文学賞 エンタメ部門 佳作(『スーサイド・テスト』)
・茶柱文学賞 佳作(『技術官僚の夏』)
・第1回日本ストーリーデザイン大賞 銀賞(『温泉怪獣あたみん』)
・第7回大阪ショートショート 最優秀賞(『途切れた風景』)
・フーコーの短編小説コンテスト 優秀賞
※フーコー「短編小説」傑作選(10)に収録(『ダイレクトメール』)
【雑誌・公募ガイド関係】
・公募ガイド社
小説でもどうぞ 最優秀賞1回、佳作6回
小説でもどうぞW選考委員版 最優秀賞1回 佳作4回
小説でもどうぞ 落選供養 掲載1回
TO-BE小説工房 佳作2回
小説虎の穴 佳作1回
・Yomeba!ショートショート募集 入選2回
※『ショートショートの宝箱5』に収録(『産負人科』)
・小説現代ショートショートコンテスト 入選2回
※『ショートショートの花束7』に収録(『オレンジの家』)
・SFマガジン・リーダーズストーリー 掲載12回
【短文関係】
・第12回人権ショートレター 優秀賞
【児童文学関係】
・『こわい!闇玉』 掲載 (『冷たい笑み』)
・『もしかして大事件?!(大好きミステリー⑨)』掲載(『お助けマンはだれだ!』)
【短歌・俳句・川柳】
ビア川柳・短歌2025 入選
第6回光友会福祉川柳 佳作
田子にんにく川柳 入選
【海外の雑誌 4回収録】
4 Star Stories/Short Short Story Issue3:『Abduction』
AHF Magazine 8:『Durability test』
Aphelion-webzine:『For Humanity Today and Tomorrow』
CommuterLit:『Cosmic Funeral』