藤井棋王の先勝で迎えた第2局です。
〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/
増田八段は羽生善治を生んだ伝説の将棋道場「八王子将棋クラブ」の出身です。
その八王子将棋クラブの席主を勤めてきた八木下征男氏が、11月26日に死去しました。81歳でした。
八王子将棋クラブは1977年に開所し、2018年に閉所するまで41年。その間に、羽生善治九段、阿久津主税八段、中村太地八段、増田康宏八段が棋士として羽ばたきました。その長年の功績により、2021年に日本将棋連盟から大山康晴賞を贈られています。
八木沢氏は2010年から人工透析を続けてきたそうですが、それでも2018年まで「八王子将棋クラブ」を続けたのは、本当に将棋が好きなんだなと思います。
さあ増田八段は、天国で見守る八木沢氏に嬉しい知らせを届けることはできるでしょうか!
〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/50/kiou202502220101.html
ということで、将棋です。
増田八段の先手でしたが、後手藤井棋王は角換わりを拒否して雁木に組みます。
角換わりを主戦場としていた藤井棋王が雁木を採用するのは珍しいです。
増田八段も雁木にくみ、相雁木から先手らしく積極的にしかけます。
中盤は難しい捩じり合いが継ぐ来ますが、76手目藤井棋王の叩きの歩、5六歩が増田陣にヒットします。
そこからは藤井棋王のペースとなりますが、増田八段も次々と勝負手を繰り出して藤井棋王を楽にさせません。駒割りも互角です。
時間切迫のなか、それでも藤井棋王は間違えませんでした。
140手まで増田八段を投了に追い込み、これで開幕2連勝。
棋王防衛まであと1勝としました。
棋王戦第3局は、3月2日(日)、新潟県新潟市「新潟グランドホテル」で行われます!
2025年02月22日
【映画】キャッツ&ドックス
犬と猫の戦いを、実写+CGでコミカルに描きます。
主人公はひょんなことでエージェントにされてしまった子犬です。
たどり着いた家は犬アレルギーの特効薬を研究しており、子犬には家族を守るよう指令が下されます。
次々に襲い掛かる猫族の刺客。
猫族の罠を潜り抜けて、子犬は家族を守り切れるのか。
というのが大まかなストーリーです。
非常にバカバカしくて、楽しめました。有名映画のパロディもてんこもりです。
『メン・イン・ブラック』『マトリクス』『ミッションインポッシブル』などなどです。
教授役を演じるのはジェフ・ゴールドブラムで、『ジェラシックパーク』シリーズ、『インデペンデンス・デイ』でも専門は違いますが、教授役を演じています。
なかなか教授役が似合いますね。
ストーリーですが、スパイスとして家族間の葛藤も描かれています。
父親は研究に没頭して息子との約束を忘れてしまう。彼は孤独を感じています。
家族でサッカー観戦に行くのですが、それが猫族の罠で、家族は囚われの身になります。
犬族は家族を見殺しにする決定をしますが、子犬は家族を見捨てられないと、猫族に最終決戦を挑みます。
そして、家族が和解して大団円です。
コテコテのパターンですが、ストーリーを見せる映画ではないので、これでよいのではないかと。
猫が車を運転したり、悪役猫が衣装を着せられて困惑したり、十分に楽しめました。
製作費60百万ドルで興行収入2億01百万ドルの大ヒットです。
犬と猫の熱いバトルを楽しみたいひとのために!
主人公はひょんなことでエージェントにされてしまった子犬です。
たどり着いた家は犬アレルギーの特効薬を研究しており、子犬には家族を守るよう指令が下されます。
次々に襲い掛かる猫族の刺客。
猫族の罠を潜り抜けて、子犬は家族を守り切れるのか。
というのが大まかなストーリーです。
非常にバカバカしくて、楽しめました。有名映画のパロディもてんこもりです。
『メン・イン・ブラック』『マトリクス』『ミッションインポッシブル』などなどです。
教授役を演じるのはジェフ・ゴールドブラムで、『ジェラシックパーク』シリーズ、『インデペンデンス・デイ』でも専門は違いますが、教授役を演じています。
なかなか教授役が似合いますね。
ストーリーですが、スパイスとして家族間の葛藤も描かれています。
父親は研究に没頭して息子との約束を忘れてしまう。彼は孤独を感じています。
家族でサッカー観戦に行くのですが、それが猫族の罠で、家族は囚われの身になります。
犬族は家族を見殺しにする決定をしますが、子犬は家族を見捨てられないと、猫族に最終決戦を挑みます。
そして、家族が和解して大団円です。
コテコテのパターンですが、ストーリーを見せる映画ではないので、これでよいのではないかと。
猫が車を運転したり、悪役猫が衣装を着せられて困惑したり、十分に楽しめました。
製作費60百万ドルで興行収入2億01百万ドルの大ヒットです。
犬と猫の熱いバトルを楽しみたいひとのために!
【書評】中野京子『名画で読み解く プロイセン王家12の物語』
名画で歴史を語るシリーズの第5段です。
舞台はドイツのプロイセン王家です。
ホーエンツォレルン家という日本人には発音しにくい一族ですが、フリードリヒ一世から最後の皇帝ヴィルヘルム二世まで9人・8世代に渡る物語になっています。
有名なのはまずはフリードリヒ大王です。周りを敵に囲まれながら、負けなかったことで「大王」と呼ばれるようになります。
さらにヴィルヘルム一世と鉄血宰相ビスマルク、参謀総長モルトケのコンビです。この3人のパワーで、ドイツは統一され、フランスを挑発してナポレオン三世を打ち破り、堂々たる大国となります。
ですが、その孫の世代、わずか20年後に第一次世界大戦の敗戦とともにドイツ皇帝は国民から愛想をつかされ、オランダへ亡命します。
こうして、プロイセン王家は終わりを告げます。
名画がふんだんに紹介されているので、イメージが付きやすいです。もちろん王妃も紹介されていて、オーストラリア皇妃エリザベートは写真も残っていて、本当にきれいだと思います。
リーダビリティーも抜群です。
名画でプロイセン王家の歴史を知りたいひとのために!
舞台はドイツのプロイセン王家です。
ホーエンツォレルン家という日本人には発音しにくい一族ですが、フリードリヒ一世から最後の皇帝ヴィルヘルム二世まで9人・8世代に渡る物語になっています。
有名なのはまずはフリードリヒ大王です。周りを敵に囲まれながら、負けなかったことで「大王」と呼ばれるようになります。
さらにヴィルヘルム一世と鉄血宰相ビスマルク、参謀総長モルトケのコンビです。この3人のパワーで、ドイツは統一され、フランスを挑発してナポレオン三世を打ち破り、堂々たる大国となります。
ですが、その孫の世代、わずか20年後に第一次世界大戦の敗戦とともにドイツ皇帝は国民から愛想をつかされ、オランダへ亡命します。
こうして、プロイセン王家は終わりを告げます。
名画がふんだんに紹介されているので、イメージが付きやすいです。もちろん王妃も紹介されていて、オーストラリア皇妃エリザベートは写真も残っていて、本当にきれいだと思います。
リーダビリティーも抜群です。
名画でプロイセン王家の歴史を知りたいひとのために!