2017年03月31日

最近の日常【平成29年3月下旬】

〔外出先の楽しみ〕
外出が多い仕事なので、見知らぬ町で変わった店に入るのが小さな楽しみだったりする。
そこで変わったラーメンを出す店に行ったのだが、突如として閉店していた。このような外れはあります。
2番手も定休日のため3番目の候補の店にいったのだが、繁華街から少し離れているのに、平日昼間のオープン前から行列ができていました。
日本人のラーメン愛、おそるべしです。
味は、まあ上手くてこだわりも感じる味だけど、自分的には普通の範囲内かな。
自分の味覚が斜め上ということもあるのですが(汗)
〔スポーツ動画の分かりやすさ〕
ひそかにブラッシングの練習をしている。
ブラッシングとはソフトボールの投手が早く投げるために必須の技術です。腕を腰に当て、テコの原理でボールを投げる。
すると早くなる。
大人が向きになって投げるより、子供のブラッシングの方が断然速い。そのくらい違う。
いろいろと勉強してみたのだが、本を読んでも、投げる動作を生で見ても、ぜんぜん分からない。
ところが、某大学生投手が動作を説明する動画を見て、一発で氷解しました。さっそく試してみると、ときおりブラッシングができるようになった。
腕を腰に当てるのでは無く、結果として腰に当たるだけみたい。
腕を大きく回しながらトップの位置辺りから腕を引きつけ円を小さくし、右肘が腰に当たると、腕の勢いで自然とくるりと回り、腕が腰骨に当たる。
なるほど、なるほどと。

ところが、実際に本物のボールを投げるとまったくできない。
なんだかなあ。
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2017年03月30日

創作状況【3月下旬】

公募にひと段落はありません。

【メルマガ原稿】
 今月のメニューはこちらです。
◆創作に役立つ書籍紹介(第7回)~時代小説家 鳴海風の巻~
◆リアルタイム企画・TO-BE小説工房に挑戦中(第22回)
◆公募情報6点
 創作に役立つ書籍紹介では、和算をテーマに創作を続ける鳴海風を取り上げます。
 登録はこちらから。無料です!
 http://www.arasuji.com/saitomagazine.html

【小説現代・ショートショートコーナー】
さらりと投稿です。印刷する時間が取れただけでもOKみたいな状況。

【TO-BE小説工房】
こちらも最後に少しだけ見直して投稿。来月は何にも考えていない(汗)
http://www.koubo.co.jp/guide/tobekobo.html

【こわいこわい百物語】
なんとなく第3案も作成し、同じ封筒に3作まとめて投稿してみた。こういう投稿はありなのかな、どうなのかなあ。
結局、すべてショートショート部門です。
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2016-11-14

【創元SF短編】
あいかわらずイメージがまとまりません。余裕がでてきたら、もっと考えます。
エンターテイメントの基礎を押さえて、狙って書きたい気分。

【ゆきのまち幻想文学賞】
いつもの通り予備予選で終了です。来年用の作品も完成しているので、しばらくはお休みです。

【星新一賞】
完成済みのため、現在お休み中。

【福島正実SF童話賞】
参考文献を借りてみましたが、あまりの厚さとマニアックさに開く気も起きず。
まあ、あとはおいおいと(汗)

【FACEBOOK】
友達募集中です!
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007879718530
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2017年03月29日

【書評】秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏』

SF+ユーモア+ボーイミーツガール+ブラックなストーリーーです。


イリヤの空、UFOの夏 文庫 全4巻 完結セット (電撃文庫)

イリヤの空、UFOの夏 文庫 全4巻 完結セット (電撃文庫)

  • 作者: 秋山 瑞人
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2003/08/15
  • メディア: 文庫



主人公は伊里野というブラックマンタのパイロットです。ブラックマンタは宇宙人に対抗できる唯一の兵器で、操縦できる兵士の最後の生き残りが伊里野です。
という情報は、物語の終盤まで秘密にされています。

前半はかなりムチャクチャなドタバタコメディーです。
舞台は基地の町、園原で、そこに謎の少女がやってきます。彼女が転校した中学校には園原電波新聞という奇妙なゲリラ部があり、奇人で有名な部長がUFOを追い続けます(それがブラックマンタなわけですが)。おまけに日本は戦争中みたいで、どこかの都市が爆撃されていたりします。
奇想天外な設定ですが、前半は純粋なコメディーです。
連作中編集みたいな構造でストーリーは続いてきますが、そこは腹を抱えて笑うとことです。
ストーリーの核心に入るのは後半です。
同じ著者の『猫の地球儀』はかなり綿密なプロットに基づいていると感じたのですが、こちらはキャラ推進型と思われます。
設定が不足していると思われる個所や、回収しきれていない伏線も見受けられます。
それでも、作者のユーモアあふれる独自の筆致で読者を引っ張ります。
面白い比喩を学びたいと思わせる作家だと思います。
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2017年03月28日

【公募情報】2018年御教訓カレンダー

教訓度ではなく、ユーモアを競います。

【主催者HP】
http://www.gokyokun.com/

どのような内容の募集かというと、HPを見るのが早いです。
例えば1年前の作品を見ると「妖怪後状態になった夫の世話は大変です」みたいな、ようは駄洒落です。
肩肘張らずに応募できるのがポイントかもしれません。
締切りは平成29年5月15日です!

<募集要項抜粋>
応募内容:短文
テーマ :教訓・ことわざ・標語・コマーシャルコピーなどをパロディーにしたもの。
大  賞:20万円
応募方法:インターネット、はがき
応募締切:平成29年5月15日
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2017年03月27日

第42期棋王戦第5局(渡辺明棋王VS千田翔太六段)

2勝2敗のファイナルセットにもつれ込みました。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/kiou/

若手新鋭が実績十分の強豪に挑むというと、2003年の第52期王座戦を思い出します。
当時19歳だった渡辺明が羽生善治に挑み、2勝1敗とリードしながらも千日手を挟んで連敗し、惜しくもタイトルを逃しました。
それから14年近くが経過し、渡辺棋王は押すに押されぬ大棋士へと成長しました。その渡辺棋王に、若手千田六段が全力を賭して向かい合っています。
羽生善治は、渡辺明の挑戦を退け、その後も若手棋士相手に苦しみながらも複数のタイトル戦で防衛を果たし、第一人者としての地位を守り続けています。つい先日も非公式戦ですが藤井四段を退けました。
タイトル獲得数を伸ばすには、同世代では無く、若手との対戦成績が重要になると思います。
渡辺棋王は苦しみながらもタイスコアまで持ち込みました。
さあ、最終決戦が始まります!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/42/kiou201703270101.html

ということで将棋です。
先手番を引いたのは渡辺棋王で矢倉調に進みます。
渡辺棋王は総矢倉にがっちりと囲い、千田六段は金銀をバランスよく配置して角の打ち込みに備えます。
動いていったのは渡辺棋王から。桂頭の弱点を自らさらす3五歩で開戦です。
後手の薄さを強調するように、角を切り飛ばしての攻撃です。
千田六段も反撃しますが、一旦飛車を引かされたのが辛いところ。渡辺棋王は歩の手筋を駆使して後手陣を崩していきます。
千田六段も銀捨てから飛車成りで迫りますが、渡辺棋王には余裕がありました。
そのまま冷静に受けて、後手からの攻めがなくなったところで千田六段は投了しました。

渡辺棋王は追い込まれてからの連勝で防衛を果たし、棋王戦五連覇、永世棋王の権利を獲得しました。本人は「ラストチャンス」と話していたので、喜びもひとおしだと思います。
千田六段は渡辺棋王を追い詰めましたが、あと一歩足りませんでした。
渡辺棋王おめでとうございます!
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2017年03月26日

第66回NHK杯将棋トーナメント(佐藤康光九段VS佐藤和俊六段)

ついに夢の佐藤決戦が実現しました。

【中継サイト】
http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/shogitou/

将棋界に佐藤姓は多いです。
佐藤天彦名人、現役A級かつ会長の佐藤康光九段、電王戦出場で有名になったギタシンこと佐藤慎一六段、ハゲネタかつコミカルなキャラで有名な元祖サトシンこと佐藤紳哉七段。
そうした多種多彩な佐藤軍団でも佐藤和俊六段はちょっと地味なところがあります。
それでも連勝賞を獲得したことがあるなど、羽生善治三冠を破った実力は本物です。
早指しNo1を決める本棋戦。
最強の佐藤はどの佐藤でしょうか!

【記譜】※ロック将棋さんがUPしてくださいました。
http://6shogi.com/66nhk15/

将棋はいきなり乱戦になりました。
和俊六段の三間飛車に康光九段がとても成立しそうに無い乱暴に仕掛けていき、一時期は角と金桂香交換という2枚換えならぬ3枚換えの駒損です。
そこからどうするかと思っていたら、薄い玉を馬をひきつけながら固め、さらに7九金打ちといういかにも鍛え抜かれたといった手でじっくり玉を固めます。
後手はと金攻めしかなくなりますが、できた時間的余裕で一気に攻めかかります。
龍で馬2枚を抜いた後手が良さそうですが、序盤に放った8二銀の毒饅頭がここで発動し、いっきに後手玉を受け無しに追い込みます。
最後に和俊六段は必死に先手玉迫りますが、余裕を持って交わしたところで後手は投了しました。

これで康光九段は9年ぶり3回目の優勝を果たしました。
会長という激務を背負いながら、A級残留、NHK杯優勝は見事だと思います。
佐藤康光NHK杯選手権者おめでとうございます!
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2017年03月25日

【公募情報】第34回さきがけ文学賞

秋田魁新報社が主催する中編文学賞です。

【主催者HP】
http://www.sakigake.jp/a/bungaku/

文学賞の多くは短編が長編であり、中編限定というのは非常に珍しいです。
そのためかどうかは分かりませんが、複数回受賞している応募者が目立ちます。
題材は自由ですが、同人誌に発表済みの作品は対象外であることに注意してください。
制限枚数は原稿用紙100~150枚、応募締切は平成29年6月30日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:小説
入  選:副賞50万円
制限枚数:原稿用紙換算100~150枚
応募締切:平成29年6月30日(消印有効)
応募方法:郵送
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2017年03月24日

【書評】中島要『錦の松』

着物始末暦シリーズの第6巻になります。


錦の松 着物始末暦(六) (時代小説文庫)

錦の松 着物始末暦(六) (時代小説文庫)

  • 作者: 中島要
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2016/02/12
  • メディア: 文庫



中島要は短編作家で、いままで多くの連作短編集を書いてきましたが、最長でも3巻程度で着物始末暦シリーズは群を抜いています。
それだけ人気のある作品なのでしょう。
本作では4つの短編が収録されています。
着物に込められたエピソードは健在ですし、いままで登場してきたキャラクターたちがどんどん登場してオールスターズのような作品集になっています。
いままでさんざん気を持たせてきた恋物語も、ひとつの結論を迎えました。
ときおり偶然に頼りすぎていると思われる個所が散見されましたが、作者の思い描いている結末に向けてきれいにまとめている印象を持ちました。
あいかわらず描写がほとんどありませんが、それでもぐいぐい読ませてしまう文章力を持っています。
作者の技術を感じる作品だと思います。
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2017年03月23日

【公募情報】第5回彩菜館農川柳コンテスト

テーマは農です。

【主催者HP】
http://www.ja-kyotoninokuni.or.jp/pdf/senryu_contest_2017.pdf

募集要項に~”農”を笑いと感動で元気に~とあります。
とかく元気が失われがちな農業に、活力を与えてくれる作品を求めているものと想像します。
テーマは農ですが、募集要項にある程度まで列記されており、「彩菜館 彩菜館 ・農産物 農産物 ・農家 ・地域農業など」とあります。
これらの中から題材を選ぶと良いかもしれません。
応募締切りは平成29年4月30日です

<募集要項抜粋>
応募内容:川柳
テーマ :農
最優秀作品:米(彩の国ほまれ)5kg
応募方法:はがき、FAX、メール
応募締切:平成29年4月30日
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2017年03月22日

【書評】後藤元気『将棋自戦記コレクション』

気鋭の観戦記者による自戦記コレクションです。


将棋自戦記コレクション (ちくま文庫)

将棋自戦記コレクション (ちくま文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2014/08/06
  • メディア: 文庫



升田幸三から渡辺明まで、時代も棋士もかなり幅広いラインアップで、歴史的価値のある自戦記が盛りだくさんです。プロだけでなくアマチュアも採用されているところも特徴的です。
販売を考えると名棋士を採用したくなるところですが、小野修一『もぐらだって空を飛びたい!』、前田祐司『残り一五秒でひらめく』などが入っているのをみると嬉しくなります。
他にも株主優待で有名な桐谷広人『プライドをかけて』は最後の1行が絶品です。

将棋史を別の視点から楽しめる一品だと思います。
posted by 齊藤 想 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする